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プレスリリース

  • ソウル市、検査キットで感染者の早期発見に効果

  • プレスリリース SMG 530
    • コールセンター・物流センター・寄宿学校など15万3127件の検査を実施、コールセンターで4人の感染確認
    • 感染者の早期発見で職員へのPCR検査を実施し、新たに14人の感染を確認するなど、感染拡大を防止
    • 基本的な感染対策を遵守し、自宅でできる検査キットの活用で積極的防疫の効果を確認
    • 市は、感染リスクの高い施設やオフィスでの自主的な使用に向けたきっかけになればと期待

     ソウル市は、自宅で使える「検査キットの導入に向けた試験的事業」を通じて4人の感染が確認され、その後、PCR検査を行った結果、新たに14人の感染が確認されるなど、検査キットが感染者の早期発見に役立つことが分かったと評価した。  市は、高齢者をはじめ病院や療養施設での1回目のワクチン接種が完了する7月頃まで、感染拡大を防ぐべく、コールセンターや物流センター、寄宿学校を対象に5月17日から6月18日まで行われた「検査キットの導入に向けた試験的事業」を評価し、全15万3127件の対象のうち4人の感染を早期確認し、集団感染を未然に防ぐことができたと発表した。 6月18日現在、延べ15万3127件の検査を実施した結果、検査キットで陽性反応が出たのは8件で、このうち、PCR検査を行い最終的に感染が確認されたのは4人だった。 検査キットでの陽性率は0.0026%(5週間で13万3127件中、感染者4人)だった。 ※ 全国の病院や療養施設などの感染が広がりやすい施設での定期PCR検査の陽性率は、0.0027%(13週間で595万1052件、感染者164人) 今回の検査キットの導入に向けた試験的事業を通じて感染が確認されたのは4人で、全員がコールセンターの職員だった。  感染が確認された4件のコールセンターの職員と家族には追加でPCR検査を行い、うち1件のコールセンターで同僚12人、その家族2人の陽性が早期に確認され、感染拡大を未然に防ぐことができた。  ソウル市のコールセンター関連の集団感染で、感染が確認されるまでに要した日数(発症から陽性が確認されるまで)は平均3.5日だったが、事業に参加したコールセンターの職員の場合は2.7日で、検査キットの定期的な使用が感染の早期発見に役立つことが分かった。  また、コールセンター関連の感染が把握しきれないほど拡大した事例も3.6%あるが、検査キットの導入に向けた試験的事業に参加した企業の場合、何次感染か早期に把握できるなど、集団感染を未然に防ぐ効果もあると評価された。  現在、京畿(キョンギ)道(ド)、仁川(インチョン)、忠(チュン)清(チョン)北道(プクト)など約10の自治体で検査キットを導入しており、公共機関や大学、企業など民間のオフィスでも自主的に活用する事例が増えている。  今回の試験的事業とは別に、市民が自発的に検査キットを利用して感染が確認された数は6月22日現在、127人に達している。このうち、検査キットで陽性反応が出た後、家族全員でPCR検査を受け、感染を早期に確認するなど、検査キットの使いやすさが功を奏したケースも見られた。  ソウル市のパク・ユミ市民健康局長は「検査キットの利用が、感染リスクの高い施設での感染拡大を防ぐのに役立つことが確認された。今回の試みが、今後、民間や公共機関での自主的な使用が広がるきっかけになることを期待している」と語った。
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