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都市建築ニュース

  • ソウル市、生活SOC事業13か所選定

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    ソウル市が「10分地域内生活SOC(社会間接資本)事業」の推進に伴い、老朽化した低層住居地から歩いて10分以内の場所に住民が利用できるサービス施設を拡充している中、その第一歩として試験的に自治区別に開設する新規生活SOC13か所を選定した。 「10分地域内生活SOC事業」とは、小さな図書館、保育所、地域高齢者福祉施設、青少年・児童福祉施設、文化体育施設、都市公園、地域駐車場など市民の日常生活と密接した生活基盤施設を歩いて5分~10分以内の場所(250m~500m)に設置するという地域別都市再生事業である。ソウル市は2022年までにソウル全域に180か所を設置する計画だ。 大規模な高層住宅団地のアパートに比べ、生活基盤施設の少ない老朽化した低層住居地の住民たちが体感できる生活密着型施設を供給し、住居環境の改善を図る。また、住みやすい住居地の造成と老朽住宅の改良事業の活性化、低層住居地の改良を通じて良質で低価格の住居地を確保するという目標だ。 各自治区で選定された13か所は次の通りである。▴地域駐車場3か所(ヨンサン(龍山)区・ヤンチョン(陽川)区・カンソ(江西)区) ▴小さな図書館3か所(クァンジン(広津)区・チュンナン(中浪)区・ヨンドゥンポ(永登浦)区) ▴文化体育施設4か所(カンブク(江北)区・チョンノ(鐘路)区・クロ(九老)区・カンドン(江東)区) ▴青少年・児童福祉施設2か所(クァナク(冠岳)区・ソンブク(城北)区) ▴保育所1か所(ウンピョン(恩平)区)

    <2019年10分地域内生活SOC試験事業選定結果>

    ソウル市、生活SOC事業13か所選定
    自治区 事業名 SOC供給施設 事業の趣旨
    類型 施設の詳細
    クァナク区 ナンヒャン(蘭香)小学校周辺の
    児童・青少年文化施設造成事業
    福祉 児童・青少年
    学習・文化施設
    文化施設を造成した後、ナンヒャン(蘭香)小学校と連携した青少年複合文化プログラムを実施する予定
    ヨンサン区 ヨンサン(龍山)2街洞
    公営駐車場の立体化
    交通 地域駐車場、住民共同
    利用施設
    地域の深刻な駐車場不足の解決及び交通環境の改善、さらには猛暑や寒波の時に住民たちが休める場所も造成する予定
    クァンジン区 チャヤンドン(紫陽洞)の
    小さな図書館などの
    複合化事業
    学習
    福祉
    小さな図書館
    福祉施設など
    周辺に小学校が2校あるが、学習施設がないことから住民たちが困難を抱えている地域
    チュンナン区 チュンナン(中浪)区
    ムク2ドン(墨2洞)の
    小さな図書館の新築
    学習 図書館 地域内に子ども向けの図書館がないため、他地域の図書館を利用するなど困難を抱えている地域であり、住民の長年の願いが込められている施設
    ソンブク区 ソックァンドン(石串洞)
    青少年文化芸術施設
    造成事業
    学習 青少年音楽教室
    読書室・学習室など
    長年青少年文化芸術施設を必要としていた地域
    カンブク区 カンブク(江北)区に
    多目的な
    小規模劇場を建立
    文化 小規模公演場 今回の事業を通じて文化生活の不均等の解決と生活文化の増進が図れるものと期待される。
    ウンピョン区 スリ村の
    生活基盤複合施設
    福祉 保育所
    小さな図書館
    住民共同利用施設
    住民たちが必要な施設をすべて利用できるようにし、地域の生活環境の改善に大きく役立つものと期待される。
    ヤンチョン区 遊休緑地駐車場&
    小さな図書館の
    複合化造成
    交通 駐車場 集合住宅が密集していることから駐車場不足が深刻な地域。今回の試験事業を通じて駐車場不足の解決はもちろん、自治区内に不足していた図書館も建立する計画
    カンソ区 平面式駐車場の造成 交通 小規模駐車場 駐車場不足で路地に駐車するしかない地域。今回の試験事業を通じて駐車場不足を解決し、交通環境も改善できるものと期待される。
    クロ区 体育施設の造成事業 体育 住民のための
    コミュニティの場と
    公園
    道路の幅が狭いことから車と歩行者の事故が頻繁に発生していた地域。歩行者の安全を確保するとともに住民が共同で利用する施設を拡充し、地域の活力を高める計画
    ヨンドゥンポ区 地域図書館の造成 学習 図書館
    プログラムルーム
    コミュニティルーム
    など
    ノドゥルロと鉄道によって島のように孤立した地域で、図書館などの文化施設が全くない状態。地域図書館を造成して知識文化の習得とコミュニティの場を拡充し、パムドンサン地域に居住する住民の利便さを増進
    チョンノ区 バドミントン場の造成 体育 室内体育館 体育施設の利用率は増加しているものの、地域周辺の体育施設を利用するのに交通が不便な地域。今回体育施設を造成することで住民の健康維持・増進に役立つものと期待される。
    カンドン区 ミョンイル1ドン(明逸1洞)
    住民センターの造成
    複合 保育所
    国民体育センター
    小さな図書館
    住居地駐車場
    ミョンイル(明逸)伝統市場などの施設によって流入人口が増加し、地域住民のための公共サービスとその多様化を必要としている地域。利用率の低い老朽化した公共施設を複合開発して公共庁舎や幸福住宅、住民が利用できる施設などを設ける計画
    以上の13か所は2019年8月から本格的な造成事業に取りかかり、早ければ2020年までに完了する予定。予算は全額市費を投入、事業の実行は自治区が責任を持つ。ソウル市は施設こどに最大20億ウォン、総額260億ウォンの市費を支援する。 さらに2019年の年末までに生活SOCの供給を目的とした中長期計画「10分地域内生活SOC拡充3カ年計画」を樹立、各自治区の生活SOCの現況を分析・診断して、低層住居地別に地域の特性を考慮したオーダーメイド型供給方案を打ち立てる。そして2020年からはソウル全域に生活SOC拡充事業を拡大して低層住居地の暮らしの質を高め、全地域が均等に発展できるよう支援していく。