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都市建築ニュース

  • ソウル市、固く閉ざされていた「秘密の地下空間3か所」を開場

  • ソウル市総合ニュース SMG 3,119

    これまで謎に包まれながら固く閉ざされていたソウルの地下空間3か所が公開される。ヨイド(汝矣島)地下秘密バンカー、キョンヒグン(慶熙宮)防空壕、シンソルドン(新設洞)幽霊駅だ。

    ソウル市、固く閉ざされていた「秘密の地下空間3か所」を開場

    「ヨイド(汝矣島)地下秘密バンカー」は、1970年代に造られ、当初は大統領警護用秘密施設として使用されたものと推定される空間で、冷戦時代の産物という歴史的意味を持っている。精密点検や安全措置などを経て、2017年10月19日、約40年ぶりに展示文化空間として正式開館する。

    ヨイド(汝矣島)地下秘密バンカーは、延べ面積871㎡規模の空間の原型を最大限に保存している。特に、大統領が使用したものと推定される部屋にはソファー、お手洗い、シャワー室などがあるが、ソファーは似せて復元され、市民が実際に座ってみることもできる。お手洗いの便器などは置かれていたそのままにされている。その他にも、内部空間は芸術品を設置し、展示などの空間として利用できるようリフォームされた。火~日曜日の10時から18時まで運営され(毎週月曜日・1月1日は休館)、観覧料は無料だ。

    ソウル市、固く閉ざされていた「秘密の地下空間3か所」を開場

    「キョンヒグン(慶熙宮)防空壕」は、日本による植民地時代末期に空襲に備え、通信施設を設けて造られた防空壕と推定されている。ソウル市は、当時の状況と防空壕の雰囲気を活かして照明と音響を設置した。また、防空壕1階の天井には、3Dで再現した爆撃機の映像とサーチライトを用いた対空管制を演出した。約2万枚の関連写真で、リアルなフォトモザイクメディアアートも飾られている。2階の階段は、防空壕内部全体を眺望できるよう造成された。

    ソウル市、固く閉ざされていた「秘密の地下空間3か所」を開場

    「シンソルドン(新設洞)幽霊駅」は、1974年の地下鉄1号線建設当時に造られた駅舎だが、路線建設の過程で廃駅舎となった。43年間一般人の出入が禁止され、地図にも出なかったため幽霊駅と言われてきたが、1970年代における駅舎の形がそのまま保たれていることから、EXOのミュージックビデオや映画『監視者たち』などのロケ地として一部活用された。一般市民に公開されるのは、今回が初めてである。

    ただし、キョンヒグン(慶熙宮)防空壕とシンソルドン(新設洞)幽霊駅は、まず週末に限定的に事前申込を受け付け(10月21日~11月26日)、時間帯ごとに(毎週土曜日・日曜日/1日4回/12:00~16:00)1回当たり20名を対象に体験を実施し、2018年の中長期活用方案を立てる計画だ。

    キョンヒグン(慶熙宮)防空壕

    10月19日(木)14時~11月22日(水)18時
    ソウル歴史博物館ホームページ (http://www.museum.seoul.kr) から申し込み
    お問い合わせ:82-2-724-0274

    シンソルドン(新設洞)幽霊駅

    10月19日(木)14時~11月22日(水)18時 
    ソウル市ホームページ(http://safe.seoul.go.kr/archives/52552?tr_code=sweb) から申し込み
    お問い合わせ:82-2-2133-8024、8022、8149、8040

    ▮ 先着順締切、1人当たり4枚まで申し込み可能、重複申し込み不可

    ▮ 1日4回(12:00~16:00)、1回当たり20名観覧

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