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市長演説

  • 2025乙巳の年呉世勲(オ・セフン)ソウル市長 新年のご挨拶

  • 市長演説 SMG 8

    오세훈 서울시장 2025 신년사

    ソウル市は、弱者との同行、グローバル競争力の強化を通じて
    「より住みやすい都市」へと成長しつづけています。
    2025年も規制撤廃と透明な市政で危機を克服して、
    「世界からさらに尊敬されるソウル」づくりに励んでまいります。

    ソウル市民の皆様、2025年新しい年が明けました。

    新たなスタートラインに立った今、私はソウルのこれまでの歩みを振り返り、私たちが共に築いていくソウルの未来についてお話しさせていただきたく存じます。

    ありふれたリスク診断や中途半端な希望を語るつもりはございません。

    ソウルの未来のために先を見据え、予め備え、対策を講じ、最後まで責任を果たすこと。
    それこそが、皆様が私に与えてくださった任務であり、私の使命です。

    私たちは現在、危機に直面しています。
    しかし、危機の中でチャンスを見つけ、困難の中でも解決策を見い出すことができます。
    2022年7月、民選8期ソウル市長に就任した私は、ソウルに変化をもたらすと市民の皆様にお約束しました。

    私は今日、はっきりお伝えしたく存じます。
    ソウルは、「より住みやすい都市」へと成長しています。

    皆様と共に歩んてきたこれまでの2年半の結果です。
    意味深い変化を、市民の皆様と分かち合えれば幸いです。

    [民選8期:より良いソウル]

    まず、弱者同行特別市です。

    私たちは、ディディムドル所得で福祉の根本的な概念に変化をもたらしています。
    「働き辛くする福祉」から「働かせる福祉」へ、世界から注目を集める福祉実験に取り組んでいます。
    今年は、その実験が終了する3年目の年になります。

    ディディムドル所得で多くの世帯が脱受給を実現、支援を受けた世帯の31%は労働所得が増え、自立の基盤を構築できました。

    階層移動はしごの代表事業であるソウルラーンには3万人以上の学生が参加して、自らの夢を育む貴重な学習機会を持ち、地方に拡散しています。

    また、少子化問題解決に向けて導入したミリネ家は、最大競争率216対1、平均競争率55対1を記録して、新婚夫婦に希望を与えています。

    第2に、再開発・再建築の正常化です。
    10年間止まっていた再開発・再建築が再始動しています。迅速統合企画で整備区域指定期間を半分に短縮、モアタウン事業が加速し始め、1号事業が着工されました。
    カンブク(江北)区ポンドン(樊洞)モアタウンは、たった6年で着工を実現しました。

    皆様、これこそが変化です。

    より良い住居環境、より良い暮らしの実現に向けた私たちの約束の歩みは止まりません。
    第3に、ソウルの魅力と「グローバルTOP5都市」です。
    私たちは、ヨンサン(龍山)ソウルコア、マゴク(麻谷)、そしてヤンジェ(良才)を通じてソウルをグローバル経済の中心地にすべく奮闘しております。
    ソウルビジョン2030ファンド(5兆ウォン)でAI、バイオ、クリエイティブ産業への投資に果敢に挑んでいます。

    その結果、ソウルは世界都市競争力評価で6位を占め、さらにワンランクアップしました。
    ソウルが世界との競争においてリードしている証拠と言えるでしょう。

    最後に、「ソウル市立て直し」です。
    透明な市政、清廉な行政は公職社会の基本です。
    「清廉」をコアバリューに掲げて尽力し、その結果、公共機関清廉度評価で14年ぶりに1等級、全体1位を達成しました。

    皆様、これこそが私たちが共に築いたソウルです。
    その過程で、多くの市民の方々によって選ばれた「ミリオンセラー政策」が誕生しました。

    [ミリオンセラー都市]

    市民の要望を細かく観察して政策を真心こめて設計すれば、自然と共感を得て選択されます。

    気候同行カード、手首ドクター9988、ソウル野外図書館、ソウル国際庭園博覧会は、こうして誕生したミリオンセラー代表政策です。

    気候同行カードは、発売70日で100万枚が販売され、累計チャージ数は700万枚に達します。
    1日平均58万人が利用する、気候感受性を高める交通福祉政策として定着しました。

    手首ドクター9988は、160万人の市民が参加して、日常の中で健康を守るプラットフォームとして定着しています。
    代謝症候群の管理とメンタルヘルス機能が加わり、総合健康管理プラットフォームへと発展しています。

    ソウル野外図書館には、302万人の市民が訪れました。
    広々と開けた空間で本を読んで会話や公演を楽しむ、豊かな文化都市の魅力を放っています。

    ソウル国際庭園博覧会には、780万人が訪れました。
    春から秋まで変化する美しい庭園を、市民の皆様と共に分かち合いました。
    ソウル市は5分庭園都市を目標に、庭園を日常の至る所に拡張しています。

    ソウルは今や、数百万人の市民が共感して選択する政策が絶えず誕生する、本当の意味での「ミリオンセラー都市」として定着しています。

    しかし、進むべき道はまだ残っています。
    市民の皆様が生活の中で直面している「現実の壁」を越えなければなりません。

    [現実の壁]

    幼い頃から英語幼稚園-学習塾-入試という長いトンネルを通過して大学に入学しても、良い職場を見つけるのは困難です。
    入社したとしても、多くの青年が希望を失い早期離職を選択します。

    会社勤めをしていても、ソウルでアパートを購入するためには、不動産、株、コイン投資で魂まで集めてローン組む必要があります。
    シニア世代は、OECDワーストの高齢貧困率と高齢者自殺率の中で苦しんでいます。

    私は先月、数度にわたり非常経済会議を開き、各分野の現場の経済関係者に会って対策について議論を交わし、現場の声を聞きました。
    経済関係者は規制に苦しんでいます。
    ビジネスチャンスを遮られ、投資先が見えないと訴えています。

    このような現実を、市民の皆様は巨大な壁のように感じているでしょう。

    [規制撤廃:市民にひと息つく場を与える]

    全ての社会問題を一挙解決する秘策は存在しません。

    現実の壁を取り除いて出口を作るには、各社会問題に対する「対症療法」も必要ですが、社会・経済のひと息つく場を与えて活力を回復できる、根本的な「原因療法」が必要不可欠です。

    「規制改革」を超え、「規制撤廃」を本格的に始めなければなりません。
    独創性を実現できる環境が必要です。
    規制は「最小限が最善」です。
    しかし私たちは、毎年規制を増やして逆走しています。

    2024年、ソウル市と江南再建築組合間の最高層数制限に対する異見があるという記事を見て、建築政策と規制を総括する幹部にこう伝えました。

    「韓国は自由民主主義国家です。
    都市の美観と環境に悪影響を及ぼさないなら、再建築団地が自ら決定する権利を尊重すべきです。
    最高層であれ階高であれ、規制機関が決定するのを当然視する考え方は改めるべきです。」

    規制権限の半分を減らす覚悟で、今年本格的な「規制との戦争」を繰り広げてまいります。

    国会も法案数の増加を成果と勘違いせず、法案増やし競争という「誤った歩み」を止める必要があるでしょう。

    歴史を見ても、規制を減らして繁栄した事例は多いですが、規制を増やして成功した国はありません。

    [今日のソウル:生きがいのある都市]

    市民の皆様が毎日穏やかな日常の中で小さな幸せを感じられること、それこそがソウルを偉大にするパワーです。

    ソウル市民の皆様が生きがいを感じられるようにすることが私の役目です。

    ソウルの1日は、緑の庭園から始まるようにしてまいります。
    市民の皆様が自宅、路地、職場の近くでいつでも青い庭園と木々に触れ、「緑」に癒されながら散策を楽しめるようにします。

    通勤時は、気候同行カードが皆様をサポートします。

    このカード1枚でマウルバス、地下鉄、そしてタルンイまで、負担はソウルと首都圏が減らし、思う存分行き来することができます。

    モーニングコーヒーとベーグルを楽しみながら窓越しに漢江を眺め、通勤中に感じるしばしのゆとり、漢江バスが実現するソウルの新たなライフスタイルです。

    一生懸命働いてからソウル広場で迎えるランチタイムは特別です。
    芝生に座って温かい日光を浴びながら
    読みたかった本を開いた瞬間、心穏やかなひとときになるでしょう。

    仕事帰りには、魅力的なハンガン(漢江)が待っています。
    ハンガン(漢江)公園の芝生で楽しむチメク(チキンとビール)、川風に吹かれながらのサイクリングは、今や欠かせないソウル市民の日常となりました。

    [明日のためのリンゴの木]

    都市競争力は、結局のところ技術と企業にかかっています。
    私たちは、未来に備えて「リンゴの木」を植えた先覚者たちを忘れてはいけません。
    明日実を結ぶためには、今日リンゴの木を植えなければなりません。
    子どもたちが実を採るためには、大人たちはリンゴの木を植えなければなりません。

    1950年代、イ・スンマン(李承晩)大統領は戦争の灰の中でも原子力というリンゴの木を植えました。
    1970年代、パク・チョンヒ(朴正煕)大統領は、オイルショックの中でも造船、自動車、製鉄というリンゴの木を育てました。
    1980年代、高インフレの中でも、半導体というリンゴの木を植えました。

    これからは、私たちがそのバトンを受け取って新しいリンゴの木を植える時です。

    AI、バイオ、ロボット、クリエイティブ産業などが今植えるべきリンゴの木です。

    特に、AIはPCとモバイルに次ぐテックの中心になるため、世界の人材がソウルに集まり、研究費への投資が十分でなければなりません。

    ソウル市が持つ権限に留まらず、政府、企業、大学と協力して先端技術育成モデルを築いてまいります。

    [結びのご挨拶]

    尊敬するソウル市民の皆様

    2025年、私たちはさらに大きな希望と挑戦のスタートラインに立っています。

    民選8期ソウル市政の中心には、常に「より住みやすいソウル」に向けた私たちの意志が敷かれています。

    私たちは現在、政治的混乱、対外信頼度の危機、経済的な不確実性など重大な挑戦に直面しています。
    しかし、ソウルはこれまで危機をチャンスに変えてきた都市です。
    私たちは革新と飛躍のDNAを受け継いでいます。
    すべての危機を克服して、世界からさらに尊敬されるソウルとして成長してまいります。

    共に手をつないで協力すれば、ソウルはさらに強固になり、さらに高く飛翔するでしょう。
    その歩みの先で共に迎えるソウルの明日を心待ちにしております。

    皆様、ならびにご家族の皆様のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
    新年明けましておめでとうございます。

    ありがとうございます。

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