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プレスリリース

  • 2019年のソウル地下鉄のアイドル・有名人の広告掲載計2,166件… BTSが最も多い

  • プレスリリース SMG 1,322
    • ソウル交通公社、2019年の地下鉄内に掲載されたアイドル・有名人の広告を分析した結果を紹介
    • 広告数トップは男性-BTS・女性-IZ*ONE…男性アイドルグループの割合が高い
    • 最近はアニメーションや小説のキャラクター・プロゲーマー・一般人など広告対象が多様化
    • 「1日750万人が利用するソウル地下鉄は魅力的な広告手段…誰もが気軽に申請できるようになってほしい」

    「地広(地下鉄広告の略語)」が話題だ。自分の好きな芸能人を応援してほしいというファンの想いから、愛情がこもった広告を地下鉄に掲載するという。 最初は、韓国国内の歌手や映画俳優など有名人のファンが中心となっていたが、最近は外国の歌手・事務所に所属している練習生・プロゲーマー・アニメーションや小説のキャラクターなど様々な分野へと広がりつつある。 <毎年増加しているアイドル・有名人の広告…サバイバル番組の影響が大きい> 2019年、ソウル地下鉄に掲載されたアイドルや有名人の広告の件数は計2,166件だった。2014年は76件だった広告件数が毎年2倍弱増加し、2018年には2千件を超えて毎年大幅に増加している。

    毎年、投票の結果によって脱落と生存が決まるサバイバル番組が人気を集めている中、地下鉄広告の成長傾向が続いている。特に、自分が応援する練習生のデビューを実現させるため、一般人の投票参加を積極的に誘導する「プロデュースシリーズ」が初めて放送された2016年から広告の数が大幅に増えた。 <2019年の地下鉄広告数のトップ、男性はBTS-女性はIZ*ONE…多様化している広告対象> 2019年、地下鉄広告が最も多く掲載された男性アイドルグループはBTS(防弾少年団)で、計227件だった。EXO(165件)、Wanna One(159件)がその後を続いた。女性アイドルグループはIZ*ONE(40件)、TWICE・BLACKPINK(22件)順だった。個人メンバーのみの広告を基準にして集計すると、BTSのジョングク(46件)-EXOのベッキョン(35件)-BTSのV(31件)順だった。その他、NCT(127件)、NU’EST(44件)、SEVENTEEN(41件)など男性アイドルグループを応援する広告が多かった。全体的に見ると、女性グループより男性グループの方が多くの割合を占めている。
    BTSデビュー6周年祝いの広告(左:5号線のオリンピック公園駅)・IZ*ONEの活動を応援する広告(右:7号線の清(チョン)潭(ダム)駅)
    BTSデビュー6周年祝いの広告(左:5号線のオリンピック公園駅)・IZ*ONEの活動を応援する広告(右:7号線の清(チョン)潭(ダム)駅)
    「OBの帰還」も目立つ。SUPER JUNIOR(40件)・H.O.T.(22件)・ 神話(シンンファ)(7件)・T-ARA(6件)・ジェクスキス(4件)・ベイビーボックス(1件)など、かつて旺盛に活動していた「OB」が対象の広告だ。デビュー10周年や誕生日などを祝うなど、ファンが彼らを忘れずいつも応援しているという証のひとつとして定着したように見える。 広告対象は、ますます多様化している。サバイバル番組に参加した日本人練習生・プロゲーマー・ミュージカル俳優・演劇俳優・声楽家など、もはや芸能人の枠にとどまらない。実際の人物ではない、仮想のアニメーションや小説のキャラクターの広告を掲載して応援するケースもある。
    日本人練習生の広告(荒巻美咲、2号線の 弘(ホン)大(デ)入(イッ)口(ク)駅)・プロゲーマーの広告(イ・サンヒョック(Faker)、6号線のDMC駅)・放送キャラクターの広告(EBSのペンス、2号線の三(サム)成(ソン)駅)・アニメーションキャラクターの広告(矢澤にこ、1号線のソウル駅)など広告対象はますます多様化している。(左上から時計回り)
    日本人練習生の広告(荒巻美咲、2号線の 弘(ホン)大(デ)入(イッ)口(ク)駅)・プロゲーマーの広告(イ・サンヒョック(Faker)、6号線のDMC駅)・放送キャラクターの広告(EBSのペンス、2号線の三(サム)成(ソン)駅)・アニメーションキャラクターの広告(矢澤にこ、1号線のソウル駅)など広告対象はますます多様化している。(左上から時計回り)
    一般人が自ら自分の誕生日を祝ったり、高校の後輩たちが先輩の誕生日を祝ったりするなど些細に広告を掲載するケースも目立った。
    自分の誕生日を祝うために掲載した一般人の広告(左:4号線の舎堂(サダン)駅、右:7号線の鉄山(チョルサン)駅)
    自分の誕生日を祝うために掲載した一般人の広告(左:4号線の舎堂(サダン)駅、右:7号線の鉄山(チョルサン)駅)
    2017年は芸能人のユ・セユンさんが自腹で自分の誕生日を祝ったり、イエスの誕生日(クリスマス)を祝ったりするユーモラスな地下鉄広告も目立った。
    芸人のユ・セユンが自分の誕生日を祝うために掲載した広告(左:2号線の弘大入口駅)、イエスの誕生日を祝うという広告(右:2号線の梨(イ)大(デ)駅)
    芸人のユ・セユンが自分の誕生日を祝うために掲載した広告(左:2号線の弘大入口駅)、イエスの誕生日を祝うという広告(右:2号線の梨(イ)大(デ)駅)
    <地下鉄広告のホットスポットは2号線の三成駅・江南(カンナム)駅・弘大入口駅・合(ハプ)井(チョン)駅など…月平均の広告費用は450万ウォン> アイドルや有名人の地下鉄広告のホットスポットは、2号線の三成駅・江南駅・弘大入口駅・合井駅などだ。若者が多く集まる2号線の駅にこうした広告が掲載されることが多い。外国人が多い3号線の狎(アッ)鴎亭(クジョン)駅や4号線の明洞(ミョンドン)駅なども広告のホットスポットだ。 地下鉄広告に必要な費用は、広告が掲載される場所・大きさ・種類など様々な条件によっていずれも異なる。平均的に最も多いという駅舎内の照明広告(2号線の三成駅の場合)を1ヶ月掲載することを基準にすると、最大450万ウォン程度だ。 <ファン・スターが「写メ」を撮り、応援のポストイットを貼る…地下鉄広告から生まれる新たな文化> アイドルや有名人の地下鉄広告により、ファンとスターの間で新たなコミュニケーション文化が生まれつつある。有名人が感謝の意味を込めて、ファンが掲載した広告の前で写メを撮ってSNSなどにアップすると、ファンがその広告が掲載された場所に行って応援のポストイットを貼る。そして、その前で団体写真を撮る「聖地巡礼」が代表的な例だ。
    有名人(俳優のイム・スヒャン)が自分の広告写真の前で感謝の意味を込めた「写メ」を撮り(左)、広告写真の上にファンが直接ポストイットを貼って応援のメッセージを残す(右)
    有名人(俳優のイム・スヒャン)が自分の広告写真の前で感謝の意味を込めた「写メ」を撮り(左)、広告写真の上にファンが直接ポストイットを貼って応援のメッセージを残す(右)
    だが、広告写真の上にポストイットを貼るという行為がブームとなり、時々、ファンの行き過ぎた行動により顰蹙を買うケースも度々ある。広告写真だけでなく、他の駅舎の壁スペースまでポストイットを貼ったり、他の人物の広告写真に自分が好きなアイドルを応援するポストイットを貼ったりすることでファン同士のトラブルが激化するなどがその一例だ。
    ポストイットを貼り過ぎて周辺の美観を害したり(左)、女性アイドルグループ(宇宙少女・Bona)の広告に男性練習生(クム・ドンヒョン)を応援するポストイットを貼ったりする場合(右)もある。
    ポストイットを貼り過ぎて周辺の美観を害したり(左)、女性アイドルグループ(宇宙少女・Bona)の広告に男性練習生(クム・ドンヒョン)を応援するポストイットを貼ったりする場合(右)もある。
    公社の関係者は「広告写真の上に貼ったポストイットは構わないが、他の駅舎内にポストイットを貼るのは美観上よくないため、周期的に取っている。大体は、ファンがポストイットを貼った後に自ら取りに来るが、スターが好きな分、ファンとしての成熟した市民意識を見せていただきたい」と述べた。 <私も広告したい!広告申請の方法や手続き> 地下鉄広告はどういう過程を経て掲載されるのだろうか。まずは、広告の掲載を希望する広告主が広告代行会社に掲載を要請する。代行会社が広告主と協議して公社に広告図案の審議を要請すると、公社は社内の広告審議委員会を開いて該当の広告が適合するかどうかを判断する。 問題がないと判断された広告は最終的に地下鉄に掲載される。この期間は、約1週間かかる。ただし、問題があると判断される広告の場合、さらに外部の広告審議委員会を開いて判断するため、1~2ヶ月の期間をさらに必要とする。

    すべてのアイドル・有名人の広告が審議を通過するわけではない。社会的に物議をかもした人物の広告は審議により適切ではない対象と判断され、掲載が拒否されることもある。 <1日750万人が利用するソウル地下鉄の広告は魅力的…多く申請してください> ソウル交通公社のキム・ジョンファン空間事業処長は「1日750万人が利用するソウル地下鉄の広告は露出頻度が非常に高いため、とても魅力的な広報手段だ。収益創出と様々な広報手段提供という一挙両得に貢献できるよう、これからも様々なメディアを通じて地下鉄広告の活性化に向けてより努力する。多くの方々からの申請を待っている」と述べた。