2016年2月22日0時からチョンヌンチョン高架道路が全面規制されます。ソウル市は、市民の安全を第一に考え、緊急に交通規制を決定する事になりました。ソンサン方面は、ソンドン分岐点(東部幹線→内部循環)からキルム・ランプ、ソンス方面は、内部循環北部幹線分岐点からサグン・ランプ、両方面7.5km区間です。
先日17日に、ソウル市(ソウル施設公団)は、解氷期を迎え、内部循環道路チョンヌンチョン高架道路を点検した際、高架道路を支える構造物であるテンドン(大型ケーブル束)20個のうち一つが破断した事を発見(内部循環道路ソンス方面ウォルゴク・ランプとマジャン・ランプの中間地点)し、国土交通部の韓国施設安全公団に緊急点検を要請しました。
韓国施設安全公団は、一つの破断以外にも残りのテンドンを構成する鋼撚り線のうち多数の部分が破断及び腐食している事を発見、「重大な欠陥の進行性を確認、交通規制等緊急処置が必要」という意見を市に提示しました。
これに市は、20日23時40分、公団の点検結果と専門家たちの意見を元に緊急交通規制を実施する事を決定した。
市はまず、仮設ベント(臨時橋脚)を設置する間、交通規制を実施し、車両通行を再開した後、補修・補強工事等、根本的な対策を施行する計画です。又、高架道路の一時閉鎖により、市民に不便をかける事は避けられないと予想し、バイパス道路の案内や公共交通機関の増便に集中する事にしました。
地下鉄1・4・6号線は、出退勤時間帯を1時間ずつ(7~10時、18~21時)延長し、運行回数を一日16回増やします。又、乗客の増加による列車遅延等に備え、1・4・6号線を各々1編成ずつ非常待機させる事にしました。バスは11の路線の運行を89回増やす事にしました。
2016年2月22日から本線を通過していた車両は、カンビョンブクロ・オリンピックデロ、北部幹線道路・東部幹線道路等、別の都市高速道路を利用し迂回しなければなりません。ランプ進入・出入り車両は、周辺のランプ又は幹線道路へ回らなければなりません。
ソンサン方面の内部循環道路のウォルゴク・ランプを利用していた車両は、東部幹線道路を利用し、ウォルヌンIC→ハウォルゴクICへ移動し、マジャン進入車両は、チョンアムロ→内部循環道路のキルムIC(外線)へ進入しなければなりません。
ソンス方面の内部循環道路のウォルゴク・ランプを利用していた車両は、北部幹線道路のハウォルゴクIC→東部幹線道路又はチョンアムロによって移動し、マジャン進出ランプ利用車両は、チョンヌンIC→アリランロ→ボムンロ、キルムIC→チョンアムロへ迂回しなければなりません。
ソウル市は、安全のため高架を補強する間、一時的に周辺道路が混雑する事が予想されるため、当分の間バイパス道路の利用に協力をお願いし、なるべく公共交通機関を利用していただくよう呼びかけました。
市民の不便を最小限にするため、ソウル市は早めにチョンヌンチョン高架道路を補修・補強できるよう最善を尽くす予定です。