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プレスリリース

  • ソウル市、気候危機対応の猛暑対策、都心温度下げ弱者支援

  • プレスリリース SMG 135
    • 地球温暖化の影響で暑くなったソウルの夏、猛暑対策通じて市民の安全を守る
    • 弱者への暑さ対策に必要な冷房用品や冷房費支援、電気代クーポンなど電力福祉を強化
    • 猛暑の時期、道路や生活エリア周辺での水撒き回数増やし、都心のヒートアイランド対策
    • 清掃員の安全確保に向け、猛暑警報が発令された場合の業務時間を調整
    • オゾン予報・警報制の運営および市民参加のクールビズキャンペーン展開など
    ソウル市は、気候変動による市民の被害を最低限に抑えるため、猛暑に備えた気候変動適応対策を積極的に推進していくと発表した。

    温室効果ガスによる地球温暖化と都心のヒートアイランド現象により、ソウルの夏は年々長期化しており、猛暑日も増え続けている。その影響は特に、断熱性の低い古い住宅に住み、冷房費の支出が負担となる生活困窮世帯に及んでいる。

    市はまず、生活困窮世帯の1万6000世帯に対し、暑さ対策に必要な扇風機や健康食品、クールスカーフなどを提供し、電気代の支払いが困難または冷房用品の入手が困難な1千世帯に冷房費を緊急で支援する。電気代として使用できるクーポンも、3人世帯基準で年18万4500ウォン分を支給する。

    猛暑の際、生活エリアの道路への水撒きを、回数を大幅に増やして行いヒートアイランド現象を緩和し、清掃員の野外での作業を最低限に抑える。

    呼吸器疾患やめまいなどを誘発するオゾンは、夏に濃度が高まるため、市は、オゾン濃度を下げるための特別点検ならびに高濃度の際に予報・警報制を変更して行うことで市民の安全を守る一方、クールビズキャンペーンで体感温度を下げ、夏のエネルギー消費を抑えたい考えだ。

    <弱者が安全に夏を過ごすために、冷房用品支援・電気代補助に向けたクーポン支給>



    ソウル市とソウルエネルギー福祉市民基金は、猛暑の危険に無防備な生活貧困世帯1万6000世帯にエアコンやサーキュレーター、扇風機、冷風機などの冷房用品と、日射病予防に役立つ塩ぶどう糖などを含む猛暑救急キット、健康食品、クールスカーフなどを支給する。

    また、都市ガスや水道、電気料金の延滞や冷暖房用品不足などの影響を受けている世帯に対し、冷房費を最大10万ウォンまで迅速に支援するソウル型「グリーンe緊急福祉支援事業」を推進する。

    猛暑に備えて支給する支援金は、オンライン募金やクラウドファンディングを通じてまかなう予定だ。「コーヒー1杯我慢する」「歩いて交通費を抑える」など、日常生活での小さな実践を通じて寄付を行う「クールなソウル、実践募金」キャンペーンを5月16日から7月1日まで開催する。

    市は同時に、猛暑や寒波に備え、弱者に電気料金を支援するために支給してきたクーポンを、今年から季節ごとに柔軟に使用できるよう変更する。

    <ヒートアイランド現象を緩和するため道路への水撒き拡大、散水車188台動員>



    ソウル市は1日の最高体感温度が33度以上となる猛暑日には、道路の水撒きを強化する。

    作業に必要な水は46か所の給水弁から確保しており、これとは別に中浪や炭川水再生センターで高度処理した放流水を道路掃除用に再利用することで、コストと温室効果ガスを同時に削減する一石二鳥の効果を狙う。

    また、大型工事現場(延べ面積1万㎡以上)181か所の周辺道路の水撒きも強化するなど、施工会社をESG経営へ誘導する方針だ。

    <猛暑で清掃員の安全確保、猛暑警報時の作業時間調整など>



    ソウル市は、夏に野外で長時間作業する清掃員の安全を守るべく、猛暑日の勤務時間の調整や休憩室への冷房設備を支援するなどの対策も推進する。

    清掃員の熱中症予防に向け、猛暑警報が発令された場合、作業時間を調整または中止する。今年から区が雇用する清掃員に、気象の悪化による特別休暇を4日付与し、清掃員の休憩室22か所(直営18か所、代行4か所)の古くなったエアコンを取り替え、勤務環境を改善する。

    <オゾン集中管理機関運営し、オゾン警報制・VOCs排出事業所への特別点検>



     市は、市民の健康保護に向け、夏のオゾン対応体系を稼働させ、低減対策も推進する。

     まず、市民にオゾンの状態を迅速に知らせるべく、4月15日から10月15日までの半年間、オゾン予報・警報制を導入する。1日2回、オゾン予報をメールで送り、1時間の平均濃度が0.12ppm以上の高濃度が確認された場合、オゾン注意報を発令する。

     本格的な暑さが始まる前の6月まで、オゾンの主な原因となる揮発性有機化合物(VOCs)を排出する営業所740か所(ガソリンスタンドやクリーニング店など)を対象とした特別点検も実施する。

     一方、ソウル市は大規模工事現場や公共の刊行物に使用される塗料やインクを環境表示ガイドラインで認められた低VOCs製品に変え、揮発性有機化合物の排出を最低限に抑える考えだ。

    <7月、東大門デザインプラザでクールビズファッションショー開催、市民モデル募集>



     ソウル市はグリーンソウル市民委員会と共同主催で、7月、東大門デザインプラザで「第4回クールビズファッションショー」を開催すると発表した。

     今回のファッションショーには、夏に涼しいクールビズファッションや、ヴィーガンレザーなど炭素排出量の少ない自然由来の素材を生かした服や、ペットボトルを再利用した繊維で作った衣類、リメイクした古着など、捨てられた資源の好循環を通じて気候危機に対応する様々なファッションが登場する。

     「市民とともに気候危機に対応しようファッションショー」のモデルは、市のホームページを通じて選抜し、シニアモデルや大学でファッションを学ぶ学生がともにランウェイに登場する予定だ。

     ソウル市のユ・ヨンシク気候環境本部長は「地球規模の気候危機が市民の日常や健康に影響を及ぼしており、これによる被害を最低限に抑えるため、気候変動対応対策を推進する」としながら、「ソウル市の夏の猛暑対策に、市民の皆様の関心とご協力をお願いしたい」と語った。

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