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[2012] 市長挨拶

  • 1千万ソウル市民の農園に幸福をつくる行政

  • [2012] 市長挨拶 SMG 1,232

    2012自治区行政優秀事例発表会の挨拶

    月日:2012年5月10日 会場:人材開発院

    こんにちは。パク・ウォンスンです。まず受賞された6の自治区にお祝い申し上げ、惜しくも選ばれなかった自治区の職員の皆さんもご苦労さまでした。また、現場評価団としてこの場にご参加くださった保護者チャムソリ(真の声)団、図書館の関連団体とソウル市立大学生の皆さん、そして市政モニター団とボランティアメンバー、また、住民自治委員と各分野の専門家評価団の皆さんに感謝申し上げます。そしてお忙しい中、ご参加してくださったノウォン(蘆原)区、ウンピョン(恩平)区、ヤンチョン(陽川)区、ヨンドゥンポ(永登浦)区、クァナク(冠岳)区の区長をはじめとする自治区職員の皆さんにも心より感謝申し上げます。

    「ここにいらっしゃる皆さん全てが、今日一日ソウルの主人公です」。1千万ソウル市民の農園に幸福をつくる10の貴重な作品、舞台ではオーディションに臨む俳優のように真剣にまた面白く本当に渾身の力で感動を演出してくださいましたし、また、それに対して市民の皆さんは熱い関心と反応を見せてくださり、大きな祝祭の場となることができました。本当に盛り上がりました。公共機関がつくり出す行政サービスがTV番組「私は歌手だ」や「スーパースターK」のオーディションに並ぶほど夢中になって、その中で笑いと希望が生まれたことに驚いています。

    実は今日は1番も、ビリもないということをよくご存じでしょう?皆さんが注ぐ情熱、そのジーンとくる感動がつながって、市民皆が夢見る以上の大きな幸福を感じる強固な希望の垣根をつくってくださいました。そこに順位が何の意味がありますか。

    そして、今日の指定テーマが小さい図書館でしたね?ご存じだと思いますが、私はこの分野に大きな関心があります。もちろんこれまでも良い取組みをなさっていますが、今後もさらに大きな関心を注いで努力されるようにお願いいたします。

    「ある国の過去を見るには博物館に行き、ある国の未来を見るには図書館に行きなさい」という言葉があります。

    私たちの町で簡単に行ける楽しい図書館、差別も障害もなくてひたすら元気な未来を夢見ることができるそのような図書館をたくさんつくってください。また、愛情を持って花畑のようによく耕してください。子どもたちの将来、ソウルの未来を創造する希望の産室ですから。ハンガリーの貧しい家で生まれて学校も通えず、アメリカに渡って一日16時間厳しい労働に従事した青年が、気楽に本を買えるお金がなくて嘆いていましたが、「図書館では無料」という事実を知って人生を変えていきます。毎日4時間、町の図書館に行って片っ端から本を読みました。この青年が後に新聞記者になり、アメリカ議会議員になって、また、コロンビア大学に言論大学院を設立しました。皆さんもよくご存じのピューリッツァ賞の起源となったジョゼフ・ピューリッツァーのエピソードです。私たちの周囲にも、未来を見通せず挫折する子どもたちが多くいます。彼らに「奇跡も無料で借りることができる」という事実を教えてあげてください。

    そして今日の自由テーマで5個の自治区が発表しましたが、最近の流行語で「本当に感性を刺激されました」。雨期が近づいていますが、クロ(九老)区の水害低減の取組みが今年はもっと大きい結実を結ぶことを願います。また、ウンピョン(恩平)区の放課後プログラム、ヤンチョン(陽川区)の電子行政の優秀事例、ノウォン(蘆原)区の自殺予防事業やヨンドゥンポ(永登浦)区のホームレス管理対策まで、全部私が関心を持って見守っていた事業なので、嬉しかったです。私たちが暮らす都市の安全、福祉、文化を担う大切な努力が、今後も全ての住民の生活の質を高める基礎となることを願っています。

    今後ソウルの奇跡をつくるこのイベントが、回を重ねるごとにさらに熱い熱気と声援でいっぱいになることを願い、それだけ市民の幸福指数が高まって職員の皆さんは仕事の楽しさを感じるきっかけとなったらと思います。夏が近づくにつれて、忘れていた暑さを思い出しますね。10日も経てば、太陽の光が豊かで万物が次第に生長して満ちるという意味の「小満」という節気を迎えます。皆さんの日常にもすばらしいこと、幸せな気運が満ちるようにお祈りします。ありがとうございました。