読書の秋を迎え、ソウル市は7日(木)から9日(土)までソウル広場とソウル図書館を中心に、読書に耽る図書祭り「2013 ソウルブックフェスティバル」を開催する。
今回のテーマは「共有・勉学・共感」であり、70の図書館・36の出版社・5つの出版・読書の関連団体が参加するなど、昨年より規模が3倍に増えた。
今年で6回目を迎える今回のイベントは10月11日の「本の日」を記念し、市民に読書を奨励する意味で、2008年から毎年開かれており、好評を得ている。
2013ソウルブックフェスティバルにはフェスティバルの開始と共に餅をいっしょに食べる「図書館引っ越し祝い」をはじめとし、様々なイベントが開かれる。
まず、古典小説の普及にも寄与した、最後の伝奇叟である忠清南道(チュンチョンナムド)無形文化財の丁奎憲(チョン・ギュホン)氏が、8日(金)午後2時30分にソウル広場において韓国の古代小説「沈清伝(シムチョンジョン)」と現代の童話を朗読する。
*「伝奇叟」とは、朝鮮後期、人が多く集まる場所で古典小説を朗読することを職業としていた人を指す。当時の庶民に非常に人気が高かった。
人間が本のように自分の知識と経験を他の人と分かち合う「ヒューマンライブラリー(人間図書館)」、8日(金)の夜から9日(土)の朝までソウル図書館で開かれる本コンサート・講演・ゲームなどが楽しめる「夜の読書、夜の図書館」、図書館の利用時間の終わった後の9日(土)夕方6時から二時間、パパと図書館を見物し、いっしょに絵本を読む「パパ、どこ行くの?図書館に行くよ」などへの参加者を、先着順で募集している。
また、詩や小説などジャンルを問わず朗読できる「何でも朗読会」、絵本作家が自分の作品で1人劇テーブル講演を行う「絵本作家の身振り公演」なども行われる。閉幕式では、スペシャルイベントとして、朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長が絵本を読むイベント「市長、絵本を読んでください!」が開かれる。
フェスティバルの期間中、ソウル広場ではテーマ別に本を寄贈する「『秋は本をプレゼントしよう』キャンペーン」が行われる。.