ソウルが現在、国際都市として成長し続けていることは、さまざまな指標を通じて証明されています。例えば、ソウル市に40万人以上の外国人が住んでいること、外国人が選ぶ「会議するのに最高の都市」にソウル市が選ばれたことなどを見てもよくわかります。しかしまだ十分ではありません。もっと多くの国際機関や海外企業の投資を誘致する必要があると思います。
最近これに関し、いくつかの成果を得ました。世界的な国際機関の一つである「メトロポリス」と、その研修機関をソウルに置くことに関する協定を締結し、2014年1月から正式に稼動することに決まったのです。この機関は171の会員都市を保有している巨大な国際機関の一つで、今後はその会員都市の公務員を対象に都市問題に関するさまざまな解決方案を教育する予定です。ソウルがこれまで経験し蓄積してきた上水道・交通・都市の管理などに関する優良な政策を共有することで、世界都市のリーダーとしての地位を確立できるものと期待しています。
その他にも、国際仲裁センターが5月27日(月)、ソウルにオープンします。また同日、「シーメンス」のアジア地域本部のソウル誘致に関する了解覚書(MOU)を締結します。世界最高レベルのグローバル企業「シーメンス」がエネルギー分野のアジア地域本部をソウルに置くことで、先端技術の移転、良質の雇用創出などソウルの経済の活性化に大きく貢献するものと考えられます。
これらもソウル市が国際都市として成長するのにとても大切なことですが、私の目標はもっと高いところにあります。アジアの中心都市になるためにはもっと多くの努力が必要ですし、もっと大きな目標を達成しなければならないと思っています。これからもさらに頑張っていきたいと思います。