ソウル市民の運動実践率は、17市・道のうち最下位。そこで同市は、生活体育の活性化を目標とした「ソウルよ、運動しよう」キャンペーンを実施している。
「私の健康体重100日プロジェクト」の初の参加者としてチャレンジする朴元淳(パク・ウォンスン)ソウル市長。「健康プロジェクト3・3・3」は「3ヵ月で3㎏減量3ヵ月」という意味で、年々増え続けるソウル市民の肥満率を減らすために企画された。
韓国で「ダイエット」の意味は何かと質問すると「明日から」と答えるそうだ。ほとんどの人がダイエットを決心しても「今日は大変だから明日から」と思うらしい。「私もそうだった」と朴市長。「この機会にダイエットの韓国語を『今日から』に変えよう。今回のプロジェクトをうまく活用すれば、健康維持、病気予防になる」と強調した。
平素から「予防行政」の必要性を強調してきた朴市長は「生活体育による医療福祉費用の削減のために、どのような政策を繰り広げる計画なのか」という質問に以下のように述べた。「生活体育政策はほとんどお金がかからない。医療費の5%程度の費用を生活体育に費やせば、みんなが健康で幸せな生活ができる。これからトゥルレ道(ハイキングコース)やプロムナードをたくさん作り、運動施設を拡充する 計画だ。また、中国人が広場に集まって太極拳を行うように、韓国でもソウル広場で市民が集まってダンスをするようにする。ダンスで特定の病気を予防できるという機能性ダンスもあるらしい。それらを開発したり、外国の事例を調べてみる」と答えた。