QRコードを一度スキャンするだけで手軽にレンタルでき、返却も簡単な「QR型ニュータルンイ」が3月1日から新しく導入される。小・中学生も安全に利用できる「セサクタルンイ」の試験導入も行われる。
これと共にソウル市は、新型コロナウイルス感染症の拡大に対応するため、ソウル施設公団と合同で1,540か所のタルンイ貸出所全体に対する防疫を周期的に実施し、手指消毒剤も設置した。ソウル市内に配置されるタルンイのハンドル、端末機の液晶画面などもすべて環境にやさしいスプレー型殺菌剤で消毒し、現地に配置している。
ソウル市は、「QR型ニュータルンイ」を2020年3月1日(日)から四大門の中のグリーン交通地域に新しく追加される500台に試験導入し、2020年上半期までに5千台に拡大することを発表した。2020年から新しく追加されるすべてのタルンイをQR型で導入し、従来の端末機は交換する形で2022年までに「QR型ニュータルンイ」に100%交換する計画だ。
「QR型ニュータルンイ」は、モノのインターネット(IoT)技術を融合したスマートロック方式のQR型端末機が取り付けられたものである。レンタルはスマートフォンアプリで自転車に取り付けられたQRコードをスキャンすると自動でロックが解除される。返却時には端末機のロックレバーを引っ張ると、簡単にロックすることができる。従来のLCD型端末機より、維持補修費と故障が少ないというメリットがある。
新型タルンイ、「QR型ニュータルンイ」を導入
[現在] LCD端末機 |
[改善] スマートロック方式の端末機(QR) |
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特に、QR型ニュータルンイにはLTEネットワークを活用したリアルタイム位置追跡機能も搭載され、タルンイの無断使用も防ぐことができる。
また、ソウル市は現在タルンイを利用できない満15歳未満の小・中学生も学校や塾などの通学用に利用できるよう、「セサクタルンイ」の試験導入を推進する。
さらに、年内にタルンイ貸出所を現在の約2倍である合計3,040か所(従来1,540か所)に増やし、アクセス性を強化して生活密着型の交通手段として公共自転車の役割を強化することを明らかにした。