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交通ニュース

  • 新型コロナ状況下にてタルンイの利用増加

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      ソウル市公共自転車「タルンイ」の2020年2~3月の利用率が、2019年の同時期と比べて66.8%増加したことが明らかになった。また、出退勤時間帯のバスや地下鉄の利用は20%以上減った反面、「タルンイ」は2019年の同時期と比べて出勤時間の利用率が20.46%、退勤時間の利用率が93.33%増加した。 新型コロナウイルス感染症が深刻段階に引き上げられて以来、在宅・柔軟勤務制(フレックスタイム制)の施行などにより、他の公共交通機関(地下鉄、バス)は普段と比べて出勤時間の乗客利用率は23.02%、退勤時間の乗客利用率は26.42%減少した。 累積利用件数も2018年の約1千6百万件から2019年には約3千5百万件まで約2倍急増し、2020年3月末基準の累積貸出件数は約4千万件に達するなど、毎年持続的な成長を見せている。 市はタルンイが新型コロナウイルス感染症でも安心して利用できる代表的な交通手段として確立し、多くの人々が利用し続けていると分析した。 特にタルンイは、開放的な野外でソーシャルディスタンシングを実践しながら個人で使用できるため、新型コロナウイルス感染症で密閉された環境を避ける市民の需要に適しているといえる。 ソウル市は市民が安心して利用できるように毎日市内全域にある2万5千台のタルンイと約1,540か所の貸出所を消毒する防疫システムを徹底し、細心の注意を払って稼働中だ。配送及び整備の前後に毎日随時タルンイを防疫・消毒しており、特に市民が最も不安に感じる前輪スタンドやハンドルなどを集中的に消毒している。そしてすべての貸出所に手指消毒剤を設置している。 また、市は3月1日から自転車に直接手を触れずにQRコードのスキャンだけで簡単に貸出・返却が行える「QR型ニュータルンイ」を新しく導入した。ウイルスの心配や接触をすることなく利用できるというメリットにより、市民から好評を集めている。 ソウル市は新型コロナウイルス感染症の拡大による不安と、安全な交通手段を求める市民の需要に合わせて、今後は新しい「QR型ニュータルンイ」を2020年上半期までに5千台、下半期までには1万5千台を導入する計画だ。耐久年数を超えた既存のLCD型タルンイも「QR型ニュータルンイ」に交換する予定だ。 ソウル市は、寒さが和らぎ市民の野外活動が増えるに伴って新型コロナウイルス感染症を予防する市民のタルンイ利用が広まる流れであるため、これからも公共自転車による感染事例が発生しないように徹底した管理・監督に努めるという計画だ。