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定期号(総合ニュース)

  • 定期号 ソウル市総合ニュース (No.208)

  • 定期号(総合ニュース) SMG 476

    ソウル、世界の280都市の中から、創業に適した都市トップ10にランクイン

    ソウル市は、世界的に見て「創業しやすい都市Top10」に選ばれた。グローバル創業エコシステム評価機関である「スタートアップ・ゲノム(Startup Genome、米国)」が6月に発表した「グローバル・スタートアップ・エコシステム・レポート(Global Startup Ecosystem Report 2022)」にて、ソウルの創業エコシステムの価値(Ecosystem Value)は223兆($1,770億)に達するものと評価され、歴代最高順位を達成した。

    今回のレポートで評価した6項目のうち、資金調達分野にて2021年に比べ4点も上昇した9点を獲得したことがソウル市の全体的な順位の向上に寄与したといえる。このような上昇は、ソウル市が「未来革新成長ファンド」を通じて2018年から2兆9千億ウォンを造成して投資を続け、中央政府のファンド・オブ・ファンズや民間部門の積極的な投資努力があってのことと判断される。

    また、ソウル市が投資誘致専門機関である「ソウル投資庁」を中心として積極的な海外投資に乗り出し、革新企業育成のための積極的な創業政策を展開した点も、創業エコシステムの成長可能性を高める要因であると評価した。さらに、今回のグローバル・スタートアップ・エコシステム・レポートには、ソウルの強みといえる産業分野としてAI・ビッグデータ・アナリティクス、生命科学、そしてハイテク製造業・ロボット産業が挙げられている。

    ソウル市は、2030年までにソウルがグローバルTOP5経済都市として大きく成長できるよう、各分野ごとの支援を通じて世界的に注目を集めるユニコーン企業40社を生み出すことのできる創業エコシステムを造成できるよう尽力していく。

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    不必要な使い捨て用品を減らす「ゼロ・ウェイスト」消費文化の普及を本格推進

    ソウル市は、不必要な使い捨て用品や包装材を減らすゼロ・ウェイスト消費文化の普及のため、「民間ゼロマーケット活性化支援事業」と市民参加イベント「ゼロソウルチャレンジ」を開始する。

    「ゼロマーケット」とは、使い捨て用品及び使い捨て包装材を最小限に抑えた製品を販売し、消費者は繰り返し使える容器に必要な分だけ小分け・買い足して購入できる売場の事である。民間で運営されている「ゼロマーケット」は、そのほとんどが小規模な個人事業場であるため多彩な販売商品の確保・広報等に困難をきたしていることが多いことから、ソウル市は既存の民間ゼロ・ウェイスト売場に加え新しいゼロマーケット95か所を募集して支援する。選ばれた事業者には、補助金を支援するだけでなく、ゼロマーケット事業の開設・運営のための教育及びネットワーク形成を通じた共同購入、広報など自活力を育むことができるよう、積極的に支援する。

    「ゼロソウルチャレンジ」は、環境問題改善のためのソウル市の市民参加イベントで、今回のテーマは「使い捨て用品を減らす」である。市民はリユーズできる用品を使用している写真を撮ってInstagramに必須のハッシュタグ(#ゼロソウルチャレンジ)と合わせて投稿したり、環境教育ポータルの「ソウルは減炭(感嘆)する」メニューを通じて参加することができる。ソウル市の気候危機対応官民協力ネットワーク「ゼロソウル実践団」の企業も、「ゼロソウルチャレンジ」に参加する。各企業は、社内ネットワークを通じてイベントを広報し、従業員の使い捨て用品削減を奨励する。

    ソウル市は、使い捨て包装材を最小限に抑えるための「ゼロマーケット」の支援及び「ゼロソウルチャレンジ」を通じて日常の中の小さな実践を通じて環境を守る方法をより強く奨励し、「ゼロ・ウェイスト」の価値に共感してもらえるよう、今後とも多彩なテーマのもとキャンペーンを展開予定である。


    ソウル市、多文化統合保育園を大幅拡大

    ソウル市は2022年、多文化統合保育園を新しく34か所指定し、合計120か所の保育園とすることで、対象となる家庭の児童に良質な保育を提供するための支援を強化する。市は、多文化児童の保育実績を十分に有する保育園を多文化統合保育園として優先的に指定し、運営費と資材費を支援する。

    多文化統合保育園においては、多文化家庭の児童と一般の児童が互いの文化を理解し、健全な社会構成員として成長できるよう、多文化料理・伝統衣装・伝統遊び等の多彩な体験活動を実施する。さまざまな体験活動を通じて文化の垣根を崩し、多様な文化に対する望ましい態度を育むことができるものと期待している。

    また、多文化児童のハングル教育を支援し、多文化保育教師を対象に外国語講座を開設する等、文化間のコミュニケーションにも積極的に対処する。2022年からは多文化統合保育園と自治区家族センターにおける多文化家庭支援事業を積極的に連携させて運営予定であり、これまで保育園とは言語上の問題で困難な点が多かった多文化家庭を支援する計画だ。

    ソウル市は、「ソウル市保育中長期マスタープラン」の一環として、多文化・外国人家庭と共に歩むことができるよう、支援プログラムの強化を続ける予定だ。

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    ソウル市、K-ビューティー人材の養成及びビューティー産業のスター企業を育成

    ソウル市は、ソウルのビューティー産業の競争力を強化するため、K-ビューティーの人材を養成し、企業の成長と連携したカスタマイズ型支援によりビューティー事業界のスターブランド育成に乗り出す。有能な人材の養成と有望企業の育成により、ソウルビューティー産業のエコシステムの土台を固めるものと考えられる。

    ソウル市はこれまで、技術教育に集中していたビューティー教育を補完し、ビューティー産業界で実質的に必要とされている産業に特化した専門人材の養成システムを築きあげる。これに向けて、「ソウルビューティービジネスアカデミー」が7月18日(月)よりトンデムン(東大門)ソウルファッションハブの学びの庭(DDPファッションモール)にて運営を開始する。教育課程は合計5か月間にわたって運営され、ブランドマネージャー(BM)の養成、カスタマイズ型化粧品専門家、ビューティーライブコマースセラー、ビューティーブランド創業という合計4科目で構成されている。教育課程の履修後には就業、創業につなげることができるよう、2週間後には就・創業支援プログラムも実施する。

    「ソウル型ビューティー産業」の成長をリードする有望企業の発掘、育成も開始する。優秀なアイディアと製品を保有している企業50社を選抜して、多彩なマーケティングプロジェクトを支援する。サバイバル形式を導入し、優秀企業として選定されるほどより多くの支援を受けることが可能となる。企業の努力とモチベーションを引き出し、専門のマーケティング企業との協業を通じて、企業のマーケティング力と競争力も最大限に高める計画だ。最後まで残った企業3社となった場合、1社あたり約2,500万ウォン相当のマーケティング支援を受けることができ、ソウルを代表するスタービューティー企業として大躍進する予定である。

    ソウル市は今後eコマース市場の拡大、グローバルビューティー産業の競争の激化等、急変する産業環境の変化に対応可能なソウル型ビューティー未来人材を養成し、技術競争力を有するビューティー企業を育成することで、「ソウル」がグローバル市場のトレンドをリードできるようになることを目指す。