トクス(徳寿)中学校の運動場が、花が咲き木々が育つ緑の憩いの場になった。これまで利用されずに放置されていたため索漠とした雰囲気さえ感じられた運動場の一部が、学校緑化事業により新しく生まれ変わった。
ソウル市は、学校の運動場内の空地にシラタマミズキ、マサキ、ヤマブキ、サツキなどの花が咲く木とヤブランなどの花が咲く植物を植えた。これによって大気汚染を浄化するとともに学生や教員たちが自然を通じて心身の癒しが得られるものと期待している。
今回の事業は、ソウル市が2013年から推進している「ソウル、花で咲く」キャンペーンの一環として実施された。これまで企業の社会貢献活動として市民と共にバス停、通学路、遊び場、公園などで実施してきた緑化事業を学校まで広めたわけだ。
ソウル市は過去8年間、企業の社会貢献活動を活性化するため、196企業とともに106か所において緑化事業を実施した。そしてそこに約175億ウォンの民間資本を活用し、国民・政府・企業が相互協力して成功させたと高く評価された。
今回の事業は国民・政府・企業の相互協力の下、初めて推進された学校緑化事業であるという点で意味が深い。コロナ禍で大変な時期に学生や教員たちが花や木々を見ながら少しでもストレスを解消し、快適な環境の中で勉強できることを願ってやまない。