今年の冬、ソウル都心がニューヨークのタイムズスクエア、シドニーのオペラハウスと並ぶ年末のカウントダウン名所かつ光まつりの観光地に生まれ変わる。ソウル市が都心のあちこちで開かれてきた年末年始のイベントをまとめて「大規模の都心冬まつり」を企画した。
超大型メディアアートで演出した都心のオーロラが楽しめるDDPと、王が執務時に身に着けていた袞龍袍(コルリョンボ)など韓国の伝統衣装を体験できる北村韓屋村が「メタバースソウル」で再現される。
「メタバースソウル」は、今年1月、ソウル市がリリースした主要都市としては初めての公共メタバースプラットフォーム。3D仮想空間でアバターを通じて活動できる新しいコミュニケーションチャネルである。10月以降、1日平均700人以上が訪問し、これまで15万人余りがメタバースソウルを訪れた。特に最近は、基本的な行政サービスを超え、市民が体験し、共感できる市民体感サービスの構築に力を入れている。
市は、今月のアップデートを通じて、DDPと北村韓屋村をメタバースソウルの新たな空間として助成したことや、高齢者などデジタル弱者が仮想空間でセルフレジを体験できるサービスを提供することを発表した。
まず、メタバースソウルのDDPでは外から光のショー「ソウルライトDDP」を楽しめる。中に入ると、DDP45133プロジェクトの協力展示プログラムである「□To The Future」を通じて未来社会を説明する5つのキーワード(DDP45133、ウェブ3.0、ビデオアート、1人メディア、気候危機)を再解釈したデジタルアート特別展示を観覧できる。
ソウルライトDDPは、今年5年目を迎えたイベントで、DDPの外壁全面を彩る代表的な光フェスティバルである。今回メタバースソウルにDDPが助成されることにより、シーズンイベントだったソウルライトDDPの展示期間とは関係なく、24時間365日楽しめるようになった。
DDP45133は、DDPの外装パネルの枚数45,133とDDPの建築的要素をデジタルで表現したもの。DDP45133の協力展示で、45,133枚の非定型アルミニウム外装パネルをモチーフにしたNFT連携事業コンペで選ばれた作家の作品をいつでも好きな時にメタバースソウルで観覧できる。
メタバースソウルに再現された北村韓屋村では、現実そっくりの韓屋で、アバターを通じて7種類の伝統衣装を体験できる。
ソウル市は、今年文化·観光コンテンツ高度化の一環で、既存のメタバースソウル「ソウル名所」10カ所(▲青瓦台 ▲ロッテタワー ▲Nタワー ▲徳寿宮 ▲景福宮 ▲北村韓屋村 ▲DDP ▲ソウルの森 ▲漢江 ▲光化門広場)のうち、北村韓屋村と漢江を3Dで再現する。
市は、市民と国内外の観光客が韓国の伝統文化を経験できるように、今後メタバースソウルの北村韓屋村で茶道体験サービスも提供する計画だ。
なお、今回のアップデートでは、近頃カフェ、飲食店、映画館などに普及されているセルフレジで困惑しているデジタル弱者のために、実店舗と同じくセルフレジで注文してみる「メタバースソウル」の「ヘチバーガー」も演出した。
市は、メタバースソウルにおけるDDPと北村韓屋村のオープンを記念し、様々なイベントも用意した。
詳しくはメタバースソウルのInstagram(https://www.instagram.com/metaverse.seoul/)とソウル市のホームページで確認できる。
ソウル市のキム・ジンマンデジタル政策官は、「DDPと北村韓屋村など、さらに豊かになったメタバースソウルの文化コンテンツを通じて、ソウル市民だけでなく、ソウルを訪れる外国人にも時空間を超えてソウル文化経験を提供できるようになった」とし、「サービスをさらに補完し、メタバースソウルが国内のみならず世界にもソウルを発信できる公共メタバースプラットフォームに跳躍するように取り組んでいきたい」と述べた。
添付 新規コンテンツの画面(例)
DDP
外部
ソウルライト1
ソウルライト2
花火大会
ピアノ
内部
□ To The Future 展示
□ To The Future作品の前
□ To The Future作品の前2
作品詳細
北村韓屋村
韓服レンタルショップの前
韓服選択
記念写真撮影
思い出のタルゴナ
ヘチバーガー(セルフレジ体験)
セルフレジ
セルフレジの画面
パーティールーム(気軽に友達が呼べる部屋「マイルーム」)
パーティールーム1
パーティールーム2