パク・ウォンスン(朴元淳)市長が約1カ月にわたって雇用の現場99カ所を視察します。市長自ら現場に出向いて雇用をめぐる状況や課題を聞き、企業とともに雇用創出策を模索し、産業発展に向けた充実した政策支援で将来の雇用戦略を提示する計画です。
ソウル市は、10月7日から31日まで、市民が望む雇用の創出と安定した雇用環境の構築を目指す「ソウル雇用大長征」を行います。ソウル市は、雇用こそ生活問題解決の出発点であり、ソウル市の福祉政策における優先課題という認識を市民と共有しています。また、生存のために雇われる権利は人間の最も基本的な権利であるにもかかわらず、多くのソウル市民が就職できないという困難な状況にあります。この問題を解決すべく、ソウル市が打ち出したのが「雇用大長征」です。
同プロジェクトの柱は、パク市長を先頭に関連する政策推進部署が雇用の現場を訪問して市民の声に耳を傾けるとともに、雇用の受け皿である企業・産業界と雇用問題の解決策を模索し、それを基に安定した雇用創出環境を構築することです。同時に、雇用の質に注目することも目的の一つです。
単にパク市長が現場を視察するだけでなく、職を求めている市民や企業従事者らと踏み込んで意見を共有し、できることは政策推進部署と協議してその場で結論を出すという形で迅速に対応します。
パク市長は、「ソウル市民の暮らしの中で、雇用現場の最前線で陣頭指揮をとり、市民や企業、若者らと一緒に雇用を創出していきたい。ソウル市政の最優先課題は市民の雇用創出だ。失業者をなくし、働きたい人は誰でも働くことができ、夢と明るい未来を描ける雇用特別市ソウルを目指す」と述べています。