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環境/エネルギーニュース

  • パク・ウォンスン(朴元淳)市長 ICLEI会長に

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    世界87カ国の約1,200の自治体が加盟する世界最大規模の環境分野の国際自治体連合組織「ICLEI」(持続可能性をめざす自治体協議会)の次期会長に、ソウル市のパク・ウォンスン(朴元淳)市長が選出されました。ICLEI世界総会の開会式に先立って4月8日に開かれたICLEI世界執行委員会で最終的に決まりました。

    ICLEI世界本部は選出の理由として、環境問題と生態系破壊に対するパク市長の格別な関心と哲学、そして持続可能性の向上に向けた自治体の活動経歴を挙げました。また、2012年から気候変動に関する世界市長・首長協議会(WMCCC)の議長を務めているパク市長の環境問題への取り組みや理解などを高く評価したと説明しました。

    パク市長はこれから3年間(2015~2018年)、「ICLEI会長」としてICLEIの理事会や世界執行委員会などを主宰するとともに、国連総会や国連気候変動枠組条約締約国会議(COP)、主要政府間協議といったハイレベル国際会議に出席します。パク市長は、都市・地方政府の持続可能な開発計画やモデルの発掘、共同協力の調整といった役割を担います。また、ICLEIの代表として、本日からソウルで開かれるICLEI世界総会の成果を、「2020年以降の温暖化対策の国際枠組」(ポスト2020)の構築が予想される12月の第21回締約国会議(COP21、パリ開催)で世界に発信・共有する役割を担います。

    パク市長は就任の挨拶で、▲各国の都市‐地方政府間の共有・協力・連携強化 ▲都市の温室効果ガス削減目標とその具体的な推進策の国際社会への発信 ▲ソウル市のブランドイメージと持続可能な発展のノウハウの共有を、三つの主要ビジョン及び役割として掲げました。また、会長に選出された感想について、「過剰な産業発展による弊害をなくし、地球環境の変化に迅速に対応するには、都市・地方政府が地域単位の連携を強化し、気候変動問題に積極的に取り組む必要がある。今後3年間、各国の都市・地方政府に参加を呼びかけ、“ポスト2020”で定められる削減目標の達成に向けて取り組んでいきたい」と述べました。

    ICLEIは、1990年に国連本部で開かれた「持続可能な未来のための自治体世界会議」で設立され、これまで国連の公式オブザーバーとして自治体の立場を国際社会に発信してきました。ソウル市は1999年の加盟以来、行政第1副市長がICLEI東アジア地域の執行委員を務め、ICLEIの活動に積極的に参加してきました。ICLEIは、世界87カ国の約1200の都市・地方政府が加盟する世界最大規模の環境分野の国際自治体連合組織で、韓国の自治体では、ソウル市やプサン(釜山)市、インチョン(仁川)市、キョンギ(京畿)道など11の広域地方自治体のほか、アンサン(安山)市やスウォン(水原)市など40の基礎自治体を含め51の自治体が加盟しています。

    ICLEI ICLEI会長の就任の挨拶