夜になると、ハンガン(漢江)市民公園のバンポ(盤浦)ナドゥルモク自転車道路の横断歩道の両端には高さ2mの「括弧( )」の形のライトが点灯する。夜間に歩行者が横断歩道を渡ろうとするときに自転車が接近すると、自動的にライトが点灯し信号音を鳴らすることで歩行者の安全を強化する。コンマの形の「コンマ灯」も横断歩道の50m、20m前に設置し、歩行者が横断歩道を渡ろうとしたらライトが点滅することで自転車が事前に速度を下げることができるように誘導する。
ソウル市はこのように市民たちが直接社会問題を発掘してデザインを通じて解決する、公共デザイン事業である「デザインガバナンス」によって昨年は①福祉、②経済、③安全、④環境・衛生、⑤健康の5分野で事業に対するデザイン結果が出た。80人の市民と10人余りの専門家が参加した。
5分野の具体的事業は①福祉-脳性マヒの児童の衣の問題解決に向けたサービスデザイン、②経済-隣人間の対立解消のためのコミュニケーションデザイン、③安全-ハンガン(漢江)公園の夜間の自転車安全運行誘導デザイン、④環境・衛生-楽しくてきれいなハンガン(漢江)公園作り文化デザイン、⑤健康-受動喫煙防止のためのサービスデザインである。
ソウル市は続けてウェブページを通じて市民の提案を随時受け付けている。今年は3回にわたってテーマを選定して事業を進める計画だ。