ソウル市は今年中に流動人口と首都600年の歴史・文化資源が密集している四大門内の都心をストーリーがある5つのルート、総25.4㎞の徒歩観光道「都心の遊歩道」として特化造成します。
都心の遊歩道が造成されれば、▲イウムギル(つながりの道)、▲イェップンギョンギル(昔の風景の道)、▲ヌルチョンチュンギル(いつも青春の道)、▲チョンノウンジョンギル(鐘路雲従の道)▲、チョンゲムルギル(清渓水の道)の計5つの歩行ルートがソウル都心を格子の形で連結することになります。
都心の遊歩道の5つのルートで出会うことができる主要な名所とルート別の特徴を見てみましょう。
まず、イウムギル(つながりの道)(循環ルート、9.5km)は近代交通の中心であり、ソウルの関門であった「ソウル駅」からチョンドン(貞洞)~クァンファムン(光化門)~インサドン(仁寺洞)~フンインジムン(興仁之門)~ミョンドン(明洞)を経て再びソウル駅につながるルートで、5つのルートのうち唯一循環するルートです。
イェップンギョンギル(昔の風景の道)(4.5km)はワリョン(臥竜)公園を皮切りにウニョングン(雲峴宮)を経て、テゲロ2街の交差路まで続くルートで、ゆっくりと見て回りながら昔の趣を満喫できる道です。
ヌルチョンチュンギル(いつも青春の道)(3.8km)は日帝強占期に消えて1992年にハニャン(漢陽)都城の一部として復元された「ヘファムン(恵化門)」から始まり、韓国の代表文化芸術の町である「デハクロ(大学路)」、ファッション特区である「トンデムン(東大門)市場」につながったルートで、若さと情熱のある芸術文化を楽しむことができる道です。
チョンノウンジョンギル(鐘路雲従の道)(4.0km)は、ソデムン(西大門)駅から始まってジョンロ(鐘路)一帯を貫通し、生活文化に接することができるルートで、この一帯が「人が雲のように集まる」という意味の「ウンジョン(雲從)街)と呼ばれたことからこの名前がつきました。
最後にチョンゲムルギル(清渓水の道)(3.6km)は、旧国税庁敷地を経て国内初の住商複合建物であり、再生プロジェクトの進行が真っ最中の「セウン商店街」へ続く道であり、復元されたチョンゲチョン(清渓川)に沿って様々な文化イベントや飲食文化を楽しめるルートです。
これらの都心の遊歩道は、誰が見ても簡単に認知できるように地面に「歩く都市、ソウル」のBI(ブランドアイデンティティ)を活用した路面表示をルートの開始・終了地点や100m間隔、ストーリーテリングの地点に表示する計画です。ソウル旧庁舎や旧国会議事堂、ユクチョ(六曹)跡地など、歴史文化の地点には案内表示板を設置・再整備し、該当地点の歴史について簡単に分かるように物語形式で表示します。
併せて横断歩道を新設したり位置を改善し、歩行に不便をきたす支障物や不適合の点字ブロック、ボラードなどを整備して歩行の便宜性と安全性を向上させる計画です。ソウル市はこのような内容の「都心の遊歩道」造成計画を発表し、5つのルートのうち、まず「イウムギル(つながりの道)」の上部区間(ソウル駅~クァンファムン(光化門)~フンインジムン(興仁之門)の6kmを今年の上半期中に造成を完了させ、残りの4つのルートは年内に造成を完了すると明らかにしました。「イウムギル(つながりの道)」の残りの区間は「ソウル駅7017プロジェクト」と合わせて2017年4月までに完了する計画です。
観光客など外国人も「都心の遊歩道」を簡単に楽しめるように、ソウル市公式観光ホームページ(www.visitseoul.net)と“I tour seoul”アプリに英語、中国語、日本語などの外国語サービス(文字と音声)を提供する計画です。
☎ お問い合わせ:歩行自転車課 02-2133-2413