– ソウル市、29日(金)に初の外国人客専用観光パス「ディスカバーソウルパス」発売
– 市内の故宮や韓流体験館など16の有料観光地、70%以上の割引
– パスと連動した5言語サービスのアプリも8月にリリース…観光地情報、パス利用の残り時間のカウントダウン機能
– ソウル市・ソウル観光マーケティング(株)・スタートアップ企業が協力し開発、全体の75%を占める個別観光客向け割引特典を強化
□ ソウル市とソウル観光マーケティング(株)は、ソウル市内の故宮、韓流体験館、美術館など16の有料観光地への入場が可能で、交通カードとしても使える外国人観光客専用ワンデーフリーパスの「ディスカバーソウルパス(Discover Seoul Pass)」を29日(金)に発売する。
□ ディスカバーソウルパスは観光施設が利用できる1日券で、一番最初にこのパスを使う観光施設に入場した時刻から24時間利用できる。
□ さらにこのパスはT-money機能も備えていて、観光客がいくらでもチャージして使えるので、ソウル滞在中や今後またソウルを訪問したときにコンビニや交通利用の決済手段としても活用できる。
□ パスの価格は39,900ウォン。16の観光施設を個別訪問した場合の入場料総額152,000ウォンと比べると70%以上お得だ。
○ パスを購入した人は24時間以内に、16の観光施設のうち一部の施設を利用するだけでパスの価格以上のメリットが得られる。
○ また、パスのある人は旅行期間中シティツアーバスについても10~20%の割引特典が受けられる。シティツアーバスのコース別割引率は、ソウル市公式観光情報ウェブサイトの「ビジットソウル(VisitSeoul.net)」で確認できる。
□ パスで入場できる16の観光地は、▲京福宮(キョンボックン) ▲昌徳宮(チャンドックン) ▲徳寿宮(トクスグン) ▲昌慶宮(チャンギョングン) ▲宗廟(チョンミョ) ▲西大門刑務所歴史館 ▲サムスン美術館リウム(Leeum) ▲国立現代美術館ソウル館 ▲ミュージアムキムチカン(旧キムチ博物館) ▲Nソウルタワー展望台 ▲MBCワールド ▲K-Live東大門 ▲Trick eyeミュージアム ▲Grevinミュージアム ▲フィギュアミュージアム ▲博物館は生きている(Alive Museum)。
□ グローバル観光レビューサイト「トリップアドバイザー(Trip Adviser)」のビックデータを分析し、外国人観光客に人気の高い体験・観覧施設を中心に対象となる観光施設を最終選考した。
□ またソウル市は代表的な観光地だけでなく、韓流体験スポット、美術館や博物館など様々な形でソウルの文化に触れることができる観光地を対象に入れ、観光客が個々人の好みに合わせて楽しめるよう選択の幅を広げた。
○ 韓流体験観光施設には、好きな韓国のテレビ番組をドラマ・バライエティの収録スタジオで間接的に体験できる放送テーマバーク「MBCワールド」や、ホログラムでK-popコンサートをリアルに鑑賞できる「K-Live東大門」などがある。
○ 韓国の伝統的なキムチ作り文化を体験できる「ミュージアムキムチカン」、古美術から現代美術まで一度に鑑賞できる「サムスン美術館リウム」、韓流スターなど韓国内外の有名人を模ったろう人形を展示している「Grevinミュージアム」など魅力あふれる文化名所が多く含まれている。
□ ソウル市は、外国人観光客がパスの使い方や入場できる観光地の詳細情報を得られるよう、スマートフォンアプリ「ディスカバーソウルパス」もリリースし、サービスを連動させる計画だ。
□ アプリは、16の観光施設の情報だけでなく、すでに訪れた施設とこれから訪問できる施設をチェックし教える機能やパスの利用が可能な残り時間をカウントダウンする機能も備えている。5言語(韓国語、日本語、中国語(簡・繁)、英語)でサービスが提供されるこのアプリは、アプリストアから無料でダウンロードできる。
○ グーグルストアでは今すぐアプリのダウンロードが可能で、アップルストアは8月中旬からダウンロードできる。
□ ソウル市は、観光客全体のうち個別観光客が占める割合が、2014年基準で75%と、非常に高いにもかかわらず、団体観光客に比べると特典対象から外れている場合が多いとし、バックパック旅行者など個別観光客が利用できる充実したソウル体験機会を増やすために今回パスを発売したと、その背景について説明した。
□ 特に、ディスカバーソウルパスは、市民の提案を積極的に受け入れるとともにスタートアップ企業との協力を通じて実現したため、より注目を浴びている。ソウル市は今年3月「ソウル観光スタートアッププロジェクトコンテスト」を開き、最優秀賞を受賞したスタートアップ企業(株)トラボリューションのシステム開発能力と、ソウル観光マーケティング(株)の観光業界ネットワークを活用し事業内容を具体化させた。
○ さらに同市は文化財庁の協力を得て、ソウルの代表的な伝統的観光名所である4大故宮と世界文化遺産の宗廟をパスの利用施設リストに入れることができた。
□ パスは、外国人観光客の玄関口である仁川空港に入店している「KEBハナ銀行」支店やコンビニの「CU」、明洞観光情報センター、シティツアーバスのチケット売り場(光化門、DDP)などで購入できる。また、ウェブサイト「ビジットソウル(VisitSeoul.net)」で事前購入し、明洞観光情報センターで受け取ることも可能だ。
○ 弘大、光化門、東大門、ソウル市庁(市民聴)など多くの外国人観光客が訪れるエリアの観光案内所でも8月中に販売を開始する予定。
□ ソウル市とソウルマーケティング(株)は、8月末までのテスト販売期間を設け、システムエラーのチェックや観光客の反応分析などを行ってから、販売施設を拡大していく計画。また、パスで入場可能な観光地を拡大し、2日券、3日券などパスの種類も次第に増やしていく考えだ。
□ ソウル観光マーケティング(株)のキム・ビョンテ代表理事は「ディスカバーソウルパスは、従来の試みとは違って実際のユーザーである観光客が感じる有益性や利便性を中心に作られたものだ」とし「観光客全体の75%を占める個別観光客がソウルの主要観光名所をより安くまた便利に体験できることに焦点を合わせて設計されたため、観光客の満足度とリピート率を上げることに貢献できる」と話した。
※ 添付:ディスカバーソウルパス(Discover Seoul Pass)概要
□ 観光パスの概要(発売日:2016年7月29日)
○ 名称:ディスカバーソウルパス
– 中国名:首尔转转卡(ソウルのあらゆるところを見て回ろう)
○ 運営会社:ソウル観光マーケティング(株)、(株)トラボリューション
○ 提供機能:伝統、韓流、文化体験のできる16の有料観光施設への入場(チャージをすると、交通カードとしても使用可能。使い方ブック同封:韓、日、中(簡・繁)、英)
– ソウルの歴史(6):4大故宮、宗廟、西大門刑務所歴史館
– ソウルの文化(3):リウム、国立現代美術館ソウル館、ミュージアムキムチカン
– Enjoyソウル(7):Nソウルタワー展望台、MBCワールド、K-Live東大門、Trick eyeミュージアム、Grevinミュージアム、フィギュアミュージアム、博物館は生きている
※トリップアドバイザーなどを通じて観光客に人気のスポットを分析し、韓流関連最新施設を候補に入れて最終選定を行った。
○ 価格:39,900ウォン
– 有料観光施設の入場料総額(152,000ウォン)より73%以上割引された金額
○ 販売先:仁川空港内に入店している「KEBハナ銀行」空港支店・両替所(5か所)、コンビニ「CU」(3か所)、明洞観光情報センターなどでテスト販売
○ ディスカバーソウルパスアプリのリリース(グーグルは2016年7月28日、アップルは2016年8月中にリリース予定)
– ディスカバーソウルパスと連動させ、観光地の情報、利用時間のカウントダウンなどリアルタイムで情報を提供
○ 参加確定観光地の詳細(2016年7月現在計16施設)
観光地の名前 | 施設住所 | 定価の入場料 | 備考 | |
1 | 京福宮 | 鍾路区サジクロ161 | 3,000 | |
2 | 昌徳宮 | 鍾路区ユルゴクロ99 | 3,000 | |
3 | 徳寿宮 | 中区セジョンデロ99 | 1,000 | |
4 | 昌慶宮 | 鍾路区チャンギョングンロ185 | 1,000 | |
5 | 宗廟 | 鍾路区フンジョン洞1 | 1,000 | ユネスコ世界文化遺産 |
6 | 西大門刑務所歴史館 | 西大門区トンイルロ251 | 3,000 | |
7 | サムスン美術館リウム | 龍山区イテウォンロ55ギル60-16 | 10,000 | |
8 | 国立現代美術館ソウル館 | 鍾路区サムチョンロ30 | 4,000 | |
9 | ミュージアムキムチカン | 鍾路区インサドンギル35-4 | 5,000 | |
10 | Nソウルタワー展望台 | 龍山区南山公園ギル105 | 10,000 | |
11 | MBCワールド | 麻浦区ソンアムロ267 | 18,000 | ドラマや人気のバライエティ番組の収録スタジオの体験など |
12 | K-Live東大門 | 中区ウルジロ264ロッテフィットイン9階 | 33,000 | 世界初のホログラム専用館(K-popコンサート) |
13 | Trick eyeミュージアム | 麻浦区ホンイクロ3ギル20ソギョプラザ | 15,000 | 3D錯視美術体験展示館 |
14 | Grevinミュージアム | 中区ウルジロ23ウルジロ別館 | 18,000 | ろう人形を展示 |
15 | フィギュアミュージアム | 江南区ソルルンロ158ギル3YS ROO | 15,000 | おもちゃの博物館 |
16 | 博物館は生きている(Alive Museum) | 鍾路区インサドンギル12 | 12,000 |
○ ディスカバーソウルパスのカードおよびアプリデザイン
施設住所 | 定価の入場料 | 備考 |
○ PR写真