ソウル市が、新しい都市ブランドの開発に向けて2022年12月28日から2023年1月31日にかけブランドスローガン選好度調査を推進したところ、オンライン・オフラインより合計397,721人の韓国人・外国人が参加した。
「ソウルの価値探し」公募展に寄せられたキーワードをもとに、ソウルのアイデンティティを導き出し、ソウルのアイデンティティやビジョンが盛り込まれた4つのスローガン候補を選定して、韓国や海外で選好度調査を実施したものである。
本調査には、オンライン・オフラインを通じて韓国内外から合計397,721人が参加しており、このうち韓国人は185,300人、外国人は212,421人だった。
調査の結果、全体1位は「Seoul, my soul」、2位は「Seoul for you」となった。
「Seoul, my soul」は148,466票、「Seoul for you」は138,825票、「Amazing Seoul」は70,395票、「Make it happen, Seoul」は40,035票を獲得した。特に「Seoul, my soul」は、調査期間中に「Seoul for you」と1位、2位を争っていたが、最終的には9,641票差で1位となった。
ただし、韓国内では「Seoul for you」(38%)が、海外では「Seoul, my soul」(44.2%)がそれぞれ1位を獲得するなど、韓国人と外国人が好むスローガンが異なっているということが明らかになった。
市は、1・2位の得票数の差が投票総数のわずか2.4%を占めるにすぎなかったことや、海外と韓国で好まれるスローガンがそれぞれ異なっていたことから、再度意見聴取を行う必要があると判断し、2月中旬頃に最終決選投票を行うことを決定した。
ソウル市の関係者は、「以後行われる決選投票にもたくさんの韓国人・外国人の方に参加してもらい、ソウルの新たな顔となる新規ブランドスローガンを直接選んでいただきたい」と積極的な参加を求めた。