ソウル市は2014年まで電気バス、電気タクシー、電気乗用車などの電気自動車3万台をソウル市内で常用化すると発表した。
ソウル市は世界的な電気自動車普及のモデル都市となるためのビジョンと推進方法を盛り込んだ「ソウル市の電気自動車マスタープラン2014」を7月27日に発表した。
「ソウル市の電気自動車マスタープラン2014」は、▴2014年まで電気自動3万台を普及、▴電気オートバイ1万台を普及、▴電気充電器8千台を設置、▴民間への普及のための様々なインセンティブを提供などが主な内容となっている。
第一に、ソウル市は2014年まで電気バス400台、電気タクシー1千台、公共と民間の電気乗用車2万8,600台を導入し、合計3万台の普及に取り組む。
第二に、ソウル市は住宅地域で騒音と大気汚染の原因となるオートバイと宅急便の車も段階的に電気自動車に換える予定である。全体で2万台と推定される飲食店と新聞配達のバイクは2014年まで半分の1万台を、2016年までは2万台すべてを電気オートバイに交換する。
ソウル市は電気自動車を円滑に運行するため、電気バスと電気タクシーの場合、車庫を中心に充電施設を優先的に確保し、2014年まで公営駐車場、路上駐車場などの公共部門に8千台以上の電気充電器を設置する。
とくに2014年までソウル全域に126台の急速充電器を、乗り換え駅駐車場や、区庁などの公共機関の駐車場などに分散設置することにより、市内のどこにいても5分以内に電気自動車の緊急充電が可能となるよう配置する予定である。
ソウル市は電気自動車を民間に普及するため、 補助金制度なども設けた。
ソウル市は電気自動車の導入により、排気ガスによる都市環境の汚染を改善し、温室効果ガスの削減はもちろん、低価格の電気動力を使用することにより交通費の節減硬貨、新しい成長事業の育成効果、新雇用開発効果まで期待できると考えられる。