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文化/観光ニュース

  • ソウル市、2022年選定した未来遺産4か所を発表

  • ソウル市総合ニュース SMG 680
    ソウル市は、2022年に新たに「ソウル未来遺産」として選定された4か所のスポットを発表した。キョボ(教保)文庫クァンファムン(光化門)店、ミョンドン(明洞)餃子本店、クンサン(宮山)地下トンネル、ピョンサンジェ(平山斎)の4か所が「ソウル未来遺産」として新たに選定された。2022年に4か所か追加されたことで、2013年の初めての選定以来、これまで計505か所がソウル未来遺産に選定されたことになる。

    「ソウル未来遺産」とは、文化財に指定されていない場所の中から、次の世代に継承すべき価値のある有形・無形の遺産を選定して支援する事業だ。2022年は計112件が未来遺産の審議対象となり、研究陣による基礎現況調査を経て29件がソウル市未来遺産保存委員会に上程された。その中から9件が審議を通過して最終候補に選ばれ、所有者の同意を得た4件が、ソウル未来遺産として選定された。

    キョボ(教保)文庫は1981年当時、韓国最大規模の書店として設立され、本を基礎とするソウル市の文化空間において象徴的な役割を担ってきた。

    ミョンドン(明洞)餃子は、1970年に開業して2代にわたって営業を続けているカルグクス(きしめん)専門店だ。「ミョンドン(明洞)カルグクス(きしめん)」の元祖といえる店で、ミョンドン(明洞)を代表する名所としてその保存価値が認められた。

    クンサン(宮山)地下トンネルは、カンソ(江西)区マゴクドン(麻谷洞)に位置する地下通路で、日本による植民地時代である1940年代に掘削が始まり、植民地支配からの解放に伴い、工事が中止になった。日本による植民地時代における帝国主義の蛮行を広く知らしめ、韓民族の苦難と犠牲の歴史を顧みる場所として価値があると評価された。

    ピョンサンジェ(平山斎)は、1959年にチョンノ(鍾路)区トンイドン(通義洞)に新築した韓屋を、1978年にピョンチャンドン(平倉洞)に移転したものである。伝統的なコの字型の形態がよく保存されているため、2020年ソウル優秀韓屋にも選定されている。

    今回選定された「ソウル未来遺産」には、未来遺産認証書及び銅製プレートの標識を授与し、メディアなどを活用してPRするなど、当該未来遺産の価値を広く発信していく予定だ。ソウル市は、「ソウル未来遺産」に関する市民の認知度を向上させるとともに、遺産を市民がより身近に感じられるようにするため、今後、先端仮想現実(VR)機能を活かしたオンラインコンテンツを制作する計画だ。

    キョボ(教保)文庫クァンファムン(光化門)店

    1-1.キョボ(教保)文庫クァンファムン(光化門)店

    クンサン(宮山)地下トンネル

    2-1.クンサン(宮山)地下トンネル

    ミョンドン(明洞)餃子本店

    3-1.ミョンドン(明洞)餃子本店

    ピョンサンジェ(平山斎)

    4-1.ピョンサンジェ(平山斎)

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