ソウル市は自治体で初めて「記録院」を設立し、市民の誰もが訪れることができ、ソウルの歴史が盛り込まれた主要記録物を閲覧できるようにする。ソウル市が保有している保存期間30年以上の重要記録物からセウォル号の記録などの重要民間記録物まで管理・保存する役割だけでなく、市民たちが希望する資料を手軽に閲覧して記録物保存過程を直接目で確かめて体験できるようにする。
ソウル記録院は2018年に完工予定で延べ面積15,004㎡規模で造成し、大きく▴専門保存スペース▴市民参加スペース▴記録物作業スペースで構成される。ソウル市はソウル記録院を世界的な歴史・文化都市としての品格を高める記録文化の殿堂でありながら、市民たちの知る権利を保障して参加と協治、記録文化を強化する中核インフラとして活用する計画だ。
2007年に「公共記録物管理に関する法律」が全面改正され、ソウルをはじめとする市・道に「地方記録物の管理機関」の設置・運営が義務化され、ソウル市はソウル記録院の建設と義務を履行した最初の自治体となった。 ソウル記録院に収集された記録を特定事案、テーマ、出所、時期別に分類過程を経た後、様々な形態のコンテンツとしても製作、活用してソウルを研究する研究員や学生、市民に披露する予定だ。