ソウル市は、市民に世界最高品質の水道水を供給するため、老朽化した浄水センターの本格的な整備に乗り出し、年内には上水道管62.5kmを交換し、2040年までに計3,074kmを整備すると明らかにした。
今年から浄水施設と上水道管、老朽住宅内の給水管までを含む水道水の生産・供給設備を改善していくことで、水道水の品質を世界的なレベルに引き上げ、安心して飲める水道水を供給するということだ。このため、ソウル市は巨額の投資を行う計画だが、浄水センターの本格的な整備はもちろん、上水道管の交換・洗浄、老朽化した給水管に対する総合支援という3つの分野に計5,553億ウォンが投じられる。
一方、「アリス」の水質検査項目と検査地点も増やしていく。水質検査項目は、昨年より2項目増やした「352項目」を検査し、これまで527カ所あったリアルタイム水質観測所も552カ所に増やす。これによって市民は、アリス本部のホームページ(https://arisu.seoul.go.kr/(韓国語))を通じて、自分の住んでいる町のアリスの水質を20分単位で確認できるようになる。
世界保健機関(WHO)は、水質検査において166項目を検査することを推奨しているが、アリスは、これより2倍以上多い項目、法定の「飲み水の水質基準」より約6倍多い項目を検査している。
現在、ソウル市内に住む人なら誰でも申請できる無料水質検査サービスである「アリス品質確認制」が実施されているが、当市は、2026年までに100万カ所での水質検査を実施する計画だ。