今後、建物壁面や駐車場、伝統市場のひさしなどにも太陽光発電所を設置すると、補助金支援を受けることができるようになる。ソウル市は、住宅や建物所有者を対象に推進中の「住宅・建物型太陽光ミニ発電所普及事業」を拡大推進する。これまで、建築物の屋上と屋根に設置する太陽光発電にのみ支給していた補助金を、壁面や地上などすべての空間へ支援範囲を拡大して、支援容量範囲も広げる。
今後、建築物または建築物に付属するあらゆる空間に、ソウル市と韓国エネルギー公団の施工基準を遵守して太陽光発電を設置すると、補助金支援を受けることができる。
また、支援容量の範囲を拡大して、建築物のすべての空間を活用できるようにした。設置補助金単価は、これまでと同じだ。住宅所有者が太陽光発電を設置する場合は1kW当たり70万ウォン、建物所有者には1kW当たり80万ウォンが支援される。建物の太陽光容量範囲は、従来の3kWから1kW以上に変更され、支援上限容量もないため、申請者は設置可能な空間をすべて活用することができる。
従来
従来
区分 |
支援容量 |
支援金額 |
住宅 |
1~3kW |
70万ウォン/kW |
建物 |
3kW以上 |
80万ウォン/kW |
変更後
変更後
区分 |
支援容量 |
支援金額 |
住宅 |
戸建住宅 |
1~3kW |
70万ウォン/kW |
集合住宅 |
1kW以上 |
建物 |
1kW以上 |
80万ウォン/kW |
ソウル市は、この拡大を通じて▴建築物の駐車場・壁面、▴総合スーパーや伝統市場などの大規模商店、▴ガソリンスタンドなど、十分な遊休スペースがありながらも、従来の事業では参加できなかった場所からの活発な申請を期待している。