本格的な冬季を迎えるにあたり、ソウル市は市民の家計の負担を減らし、建物で消費するエネルギー利用効率改善事業への参加を促すための方針を発表した。政府の貸出金利より低い韓国内最低金利を維持する一方、支援額は最大10億ウォンから最大20億ウォンまで上方修正して計225億ウォンの支援資金を支援する。
同市は、建物エネルギー効率化事業(BRP)の特別融資の支援条件を大幅に改善し、建物のエネルギー需要を画期的に減縮させるため「建物エネルギー効率化事業融資支援の活性化計画」を発表した。
BRP(Building Retrofit Project):建物のエネルギー損失と非効率的要因を改善するため、施設改善によるエネルギー節減及び利用効率を高める事業
今回の活性化計画は、これまでのBRPの推進性及び分析結果と、さらに建物所有者、ESCO協会、建築士、エネルギー管理公団など各界の意見を収集することとした。そしてより多くの建物がエネルギー効率化の事業に参加・参画できるように支援条件及び対象者の条件を緩和・拡大し、可能な限り敷居を低くして市民たちが参加しやすい状況を準備した。
同市は、融資支援活性化計画を改善することで、エネルギー利用効率改善事業を推進しやすくなると期待している。これまで費用の負担及び基準の制限などで建物エネルギー効率化事業(BRP)に参加できなかった共同住宅、区分所有建物の店舗、宗教団体の建物、さらにエネルギー多消費大学や病院などでもこの改善事業が推進しやすくなると期待される。
建物エネルギー利用効率化事業(BRP)の推進事例