- 約7000万ウォンの水素自動車を半値で購入可能に、補助金3250万ウォン交付
- 個人は1人あたり1台、個人事業主や法人、団体は20台申請可能
- 環境部クリーンエネルギー自動車購入補助金交付システムで申請を受付け、原本書類の提出義務をなくして利用促進
- 上半期、西小門ステーションなどオープン。新・増設で年末までに水素ステーション11か所整備目指す
ソウル市は今年、163億ウォンを投入し水素自動車500台の普及に乗り出す。電気自動車の普及と合わせてソウル都心の粒子状浮遊物質を低減し、温室効果ガスの削減につなげる。
市は、水素自動車の購入者に3250万ウォンの補助金を交付する予定で、購入者は約7000万ウォンの水素自動車を半額で購入できることになる。3月15日から環境部クリーンエネルギー自動車購入補助金交付システム(
www.ev.or.kr)で申請受付開始。
環境部は、今年からすべての申請書類を補助金交付システムに提出できるよう手続きを簡素化し、窓口で直接、購入支援申請書類を提出していた従来の手間を省いた。市は、手続きが簡素化されることで、水素自動車購入者がより早く補助金を受け取れると期待を寄せる。
水素自動車を購入すると、3250万ウォンの補助金のほか、最大660万ウォンの税金免除や公営駐車場の駐車料金、高速道路料金、南山(ナムサン)トンネルの混雑時の通行料の免除など様々な特典が提供される。
ソウル市はまた、利用者の利便性を高めるべく、水素ステーションの整備にも力を入れている。現在、ソウル市には今年1月に開設した麻(マ)谷(ゴク)エコ水素ステーションを含む計5か所の水素ステーション(良(ヤン)才(ジェ)、上岩(サンアム)、国会、江東(カンドン)、麻谷)がある。水素自動車約3000台を充電できる規模で、市に登録されている水素自動車2443台分を十分にカバーできる。
市は年内にさらに7か所を整備して計11か所に増やし、水素自動車約6000台分の充電を可能にする計画だ。
ソウル市のユ・ヨンシク気候環境本部長は「ソウル市は粒子状浮遊物質と温室効果ガスの削減に効果的なクリーンエネルギーの水素自動車を普及さえるとともに、西(ソ)小門(ソムン)庁舎に水素ステーションを整備するなど、インフラの拡充を通じて市民がより便利に水素自動車を利用できるよう取り組む」としながら、「水素自動車の普及に向け、市民の皆様にも関心を持っていただきたい」と呼びかけた。
【添付1】水素自動車購入補助金の交付手続き
水素自動車購入契約購入者→製造・販売者(代理店)
↓
水素自動車購入支援申請書提出
(2か月以内に出庫可能な場合)製造‧販売者(代理店)→ソウル市
補助金交付システム(www.ev.or.kr)
↓
補助金交付対象者事前検討および資格付与ソウル市→製造・販売者(代理店)
↓
出庫(10日以内)可能通知製造・販売者(代理店)→ソウル市
↓
補助金交付対象者確定通知ソウル市→製造・販売者(代理店)
↓
出庫および登録
(補助金交付対象者確定通知から10日以内)製造・販売者(代理店)→ソウル市
↓
水素自動車購入補助金申請受付
(出庫‧登録から10日以内)製造・販売者(代理店)→ソウル市
↓
補助金交付ソウル市→製造‧販売者(代理店)
※購入者は自動車購入代金と補助金の差額を自動車製造・販売者に支払い、自動車製造・販売者はソウル市から補助金を受領する。
【添付2】2022年ソウル市水素ステーション整備計画
ステーション名 |
場所 |
備考 |
麻谷(マゴク)エコ |
江西(カンソ)区麻谷(マゴク)洞 |
運営中 |
江西(カンソ)E1 |
江西(カンソ)区五谷(オゴク)洞 |
2022年上半期に開所予定 |
西小門(ソソムン) |
中(チュン)区西小門(ソソムン)洞 |
2022年上半期に開所予定 |
良才(ヤンジェ)(増設) |
瑞草(ソチョ)区良才(ヤンジェ)洞 |
2022年末までに開所予定 |
国会(増設) |
永登浦(ヨンドゥンポ)区汝矣島(ヨイド)洞 |
2022年末までに開所予定 |
移動式水素ステーション |
広津(クァンジン)区中谷(チュンゴク)洞 |
2022年下半期に開所予定 |