安全な都市・ソウルを建設するため、ソウル市は工事中である300億ウォン以上の公共工事現場にスマート安全技術を導入する。
ハイテクIT技術を組み合わせたスマート安全技術により、建設現場の安全度を高め、安全上の事故を未然に防止するためである。
今回導入されるスマート安全技術は、「遠隔点検システム」、「重装備接近警告アラームシステム」等の4種類であり、システムを運営・管理するための統合管制システム、モバイルアプリなども導入される。
「遠隔点検システム」は、現場を360度遠隔で点検して危険要因を作業者に警告するものであり、「重装備接近警告アラームシステム」はショベルカーなど重装備に近づいてくる労働者及び重装備の運転者に接近に伴う危険性について警告するものである。
AP(Access Point)ごとに近くで作業中の労働者の位置を管理・統制するシステムと、工事現場の酸素・一酸化炭素等の濃度を感知して電光板に表示するシステムもある。
スマート安全技術は、まず第1段階として32の工事現場に導入される。現在設計段階である建設現場はすべてスマート安全技術を反映して設計するものとし、2023年以降(第2段階)においてはすべての建設現場に導入される計画だ。
ソウル市は、スマート安全技術のテスト導入により死角地帯をつくらない安全管理・監督ができるようになることと期待している。