ソウル市に居住して生活しながら不便や困難を感じている外国人たちをサポートするため、ソウル市が支援している外国語相談サービスが、11月からタイ語が追加されて計9ヶ国語になった。外国語相談サービスは、ソウルで生活しながら発生する不便を解消するとともに、必要な情報をワン・ストップ(One-Stop、一度の手続きで、必要とする関連作業をすべて完了させ られるように設計されたサービス)で提供する外国人総合支援施設「ソウルグローバルセンター」が支援している。したがって今後は、▴日本語 ▴英語 ▴中国語 ▴ベトナム語 ▴モンゴル語 ▴ロシア語 ▴タガログ語 ▴ウズベク語 ▴タイ語の9ヶ国語での相談が可能になった。
2008年に開館したソウルグローバルセンターは、ビザなどの出入国に関する相談をはじめ、ビジネス、税務、法律、労務のような専門的な相談、そして、ソウルでの生活全般に関する相談などを行っている。また運転免許やクレジットカードの発行、就職に関する相談、購入商品に対する消費者の不満、住宅賃貸借をめぐるトラブル、通信に関する相談など様々な分野での相談を行っている。
現在、ソウルグローバルセンターで一日に処理している相談件数は約350件で、毎日大勢の外国人がサービスを利用している。当センターには、出入国管理事務所、道路交通公団、ソウル市観光協会、ウリィ銀行、LGテレコムのような公共機関や民間機関が常在しているだけでなく、平日の午後には国税庁、弁護士、労務士、会計士、不動産仲介士などがセンターに待機しており、外国人を対象に英語での相談が可能なので問題点や疑問点をすべて相談できるし、ワン・ストップで解決できる。
職場を抜け出せないなどの理由で平日の相談が不可能な外国人たちのために、毎週日曜日、光煕洞(クァンヒドン)のモンゴルタウン、恵化洞(フェファドン)のフィリピン通り、大林(デリム)駅、梨泰院(イテウォン)などの外国人密集地域を訪問する「出張移動相談」も行っている。また当センターでは、平日の夜には韓国語講座、週末には韓国語と多文化学堂などの講座を運営している。