ソウル市は、外国人の住居環境がより快適に整えられるよう、外国語で不動産取引が行える「グローバル不動産業者」を、現在の138から22を追加し、160に拡大・指定する計画である。
「グローバル不動産業者」は外国人が不動産賃貸借などの不動産取引を安心して行えるよう、外国語に長け、経験豊富な仲介業者を選定・管理する事業である。グローバル時代に向けて、外国人により便利な住居環境を提供できるよう、ソウル市が2008年12月から指定・運営してきた。
昨年の一年間、グローバル不動産業者により成立した外国人の不動産取引仲介件数は計268件で、龍山区(ヨンサング)217件(80.9%)、江南区(カンナムグ)22件(8.2%)、城北区(ソンブック)11件(4.1%)、その他の区18件(6.7%)の順である。統計によると、主に外国人の多く住む地域を中心に成約件数が多かったことが分かる。
ソウル市はグローバル不動産業者に不動産売買契約書、賃貸借契約書、不動産仲介手数料率を英語、日本語、中国語の三ヶ国語で翻訳・提供し、「不動産賃貸ガイド」パンフレット、ロゴを製作・配布するなど、外国人の不動産取引における利便さを図っている。