ソウル市は町内別生活圏都市計画を樹立し、疎外された地域を中心に商業地域を拡大して均等な成長を遂げる見通しだ。ソウル市は2017年5月15日、市全体の生活圏を116個に分け、小規模地域単位の生活密着型計画を盛り込んだ「ソウル市生活圏計画」を発表した。
現在の「3都心-7広域中心-12地域中心」から、町内単位の53地区中心を追加し、均等な成長を誘導するというのが目標だ。
53地区中心は、地域の均衡成長のためにサミャン(三陽)、スラク(水落)、ウォルゲ(月渓)、ケボン(開峰)など81%が相対的に開発が低調だったり疎外された北東と北西・南西圏に集中している。
75の中心地別に発展方向と管理方策を盛り込んだガイドラインも設け、今後の中心地開発計画を樹立する際の参考になるようにした。
また、2030年までに北東と北西・南西圏を中心にビジネス地区を拡大し、規制も緩和して地域の活力の触媒剤とする計画だ。
「ソウル市生活圏計画」は、市民公聴会と市議会の意見聴取、関係機関との協議などを経て、2017年10月に最終確定される。