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都市建築ニュース

  • ソウル市、信号および監視カメラなどにICTを搭載したスマートポールを試験設置

  • ソウル市総合ニュース SMG 1,841
    ソウル市は、信号および街路灯をはじめ、道路のあちこちに複雑に設置されている道路施設を一つにまとめ、公共Wi-Fi、AI監視カメラ、IoTなどのICT技術を搭載したスマートポール(smart pole)を構築する。スマートポールとは、道路施設(信号、街路灯、監視カメラ、保安灯など)本来の機能を遂行するだけではなく、Wi-FiやIoT、AI監視カメラ、スマート横断歩道など最新ICT技術を搭載したもの。これにより、市民に安全で快適な都市環境とサービスを提供するスマート都市の中心インフラの役割を遂行することになる。 例えば、普段、地域住民の散策路として人気が高いチュンナンチョン(中浪川)の河川敷には監視カメラと保安灯が合体したスマートポールを設置する。さらに電気自転車の充電施設と公共Wi-Fiも設置し、誰でも無料で利用することができる。流動人口が多いチョンゲチョン(清渓川)の河川敷には街路灯と監視カメラが合体したスマートポールを設置し、安全と治安の強化に取り組む。 現在、ソウル市内の道路には狭い空間に各種道路施設が個別に設置されており、都市の美観を損なうだけでなく、歩行の利便性にも影響を及ぼしている。個別設置・運営による費用と管理の非効率性も問題として指摘されている。そこで、一部施設の統合設置が推進されているが、ほとんどが信号を中心に行われており、この度、その適用施設の範囲を大幅に拡大することになった。
    ソウル市、信号および監視カメラなどにICTを搭載したスマートポールを試験設置
    狭小空間の道路施設設置状況 スマートポール設置改善の例
    信号 街路灯 監視カメラ 統合信号柱スマートポール
    ソウル市は様々な道路環境に合わせた形で適用できるように、「市民体感スマートポール(smart pole)」の基本モデル10パターンの開発を完了した。2020年10月からソンドン(城東)区・チョンノ(鐘路)区内の4か所に計15個を試験設置・運営する予定だ。 試験設置する4か所は、▴チョンゲチョン(清渓川)チョンゲ(清渓)1街道路一帯、▴ハニャン(漢陽)大学校周辺の青春の通り、▴チュンナンチョン(中浪川)ソンジョン(松亭)堤防道、▴ソンドン(城東)区庁一帯の道路、▴ワンシムニ駅広場。 チョンゲチョン(清渓川)チョンゲ(清渓)1街道路一帯:街路灯や監視カメラ、S-DoT(10種のIoTセンサー)、流動人口測定センサーなどを搭載したスマートポールを設置し、都市状況の確認や市民安全サービスを提供する。 ハニャン(漢陽)大学周辺の青春の通り、チュンナンチョン(中浪川)ソンジョン(松亭)堤防道:監視カメラと保安灯が合体し、公共Wi-Fi、S-DoT、動体検知ドライブレコーダー、電気充電、非常ベルなどを搭載したスマートポールを路地と散策路に設置し、安全な帰路と快適な散策路の環境を提供する。 ソンドン(城東)区庁一帯の道路:信号や街路灯、監視カメラ、地面埋め込み型信号などが合体した統合スマートポールを設置する。 ワンシムニ駅広場:風力・太陽光発電機能を搭載し、エネルギーの使用を削減する環境にやさしいスマートポールを試験設置・運営する。 ソウル市は試験運営により、2020年12月までにスマートポールの標準モデルと設置基準、維持管理方案などを含む「ソウル市スマートポール標準モデルおよびガイドライン」を策定する計画だ。今後、このガイドラインをソウル市の傘下機関や自治区などに配布し、スマートポールをソウル全域に拡散することで、都市の美観や歩行利便性の改善にも取り組むのが目標だ。 さらに、2021年からは毎年交換される信号など各種支柱型インフラをスマートポールに統合して構築することを優先的に検討し、交換費用を削減すると同時に、スマート都市サービスのインフラを確保する計画だ。 ソウル市は、交換時期を迎えた道路施設をスマートポールに交換する方法でスマートインフラの設置費用を削減すると同時に、犯罪率の減少、歩行の活性化、都市美観の改善などの効果をもたらすことを期待している。
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