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プレスリリース

  • ソウル市、上級総合7病院で「重症患者専用病床」確保へ、TF立ち上げ総力

  • プレスリリース SMG 557
    • ソ・ジョンヒョプ権限代行と総合病院院長の緊急懇談会で決定、15病床の追加の確保目指し協力
    • すでにサムスンソウル病院に2病床を追加、ソウル聖母病院や梨大ソウル病院なども設置に向け準備中
    • 円滑な転院を支援することで追加の病床の確保につなげ、保護者や付添いの人にもPCR検査を実施
    • 一般病床より物理的なスペースと施設、10倍以上の医療スタッフが必要で上級総合病院の協力が切実

    ソウル市は昨日(12月1日)、ソ・ジョンヒョプ権限代行と7つの上級総合病院の院長らが緊急懇談会を開き、新型コロナウイルスの重症患者のための専用病床を新たに確保することで一致したと伝えた。 すでにサムスンソウル病院に2病床を追加しているほか、ソウル聖母(ソンモ)病院と梨(イ)大(デ)ソウル病院も追加の設置を決め準備を進めている。延世(ヨンセ)大学附属セブランス病院や高麗(コリョ)大学安岩(アナム)病院、ソウルアサン病院なども検討に入っている。 ソウル市と上級総合7病院はこの日行われた懇談会で、責任ある立場の教授やソウル市の実務者らが参加する「ソウル市新型コロナウイルス重症患者治療TF」を発足・運営することで一致し、重症患者専用で新たに15病床を確保するため総力を挙げて取り組むことにした。 ソウル市はまた、上級総合病院の重症患者専用病床がうまく回り、病床の追加確保による効果が表れるよう積極的に支援する考えだ。この日の懇談会に参加した病院によると、重症患者専用病床で治療を終えた患者がほかの病院(一般病棟)に移るのは困難な状況があり、ソウル市は可能な限りのサポートを行うとしている。 ソウル市は同時に、PCR検査も支援する計画だ。全国から患者が押し寄せる大型病院でのクラスター発生を防ぐため、すでに感染者を治療する上級総合病院の医療スタッフらに対して実施している検査に加え、保護者や付添いの人などを対象とする検査も支援する。 その他、新型コロナウイルスの重症患者の情報共有体系を整え、新型コロナウイルスの治療を終えた重い疾患を抱える患者を治療するための病院間の転院協力も推進する。 ソウル市は、場所や医療スタッフの医療技術、医療装備を考えれば、重症患者専用病院の追加の確保は民間の上級総合病院の協力なくして難しい状況であると説明した。 重症患者専用病床は一般病床より面積が1.5倍必要な上に、1人部屋であることが法律で定められている。また、陰圧室の維持や医療装備を設置するためのスペースも必要だ。人工呼吸器やエクモなどの医療装備を設置する必要があり、対象が重症患者である点を考えれば、上級総合病院の医療スタッフの技術力も求められる。 医療スタッフは集中治療室の2.5倍、一般の患者の治療時より5倍から10倍以上の人手が必要となる。看護師に至っては一般病床と比べて12倍程度の人数が求められる(1病床当たりに必要な看護師の人数:一般病床0.4人、重症患者専用病床5人)。感染リスクを防ぐために着用するレベルD防護服は長時間着続けることができない上に着脱も難しく、2時間から3時間ごとに交代する必要があるためだ。 ソウル市のソ・ジョンヒョプ市長権限代行は「昨日の懇談会に参加した7つの上級総合病院の積極的な協力に感謝する」としながら、「今後、稼働するTFを通じて新型コロナウイルスの重症患者が専用病床で必要な治療を必要な時に受けられるよう、民間の病院と力を合わせ病床の確保に全力で取り組みたい」と語った。
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