ソウル市は、水辺中心空間構造を造成し、ソウルの国際競争力を強化するためのハンガン(漢江)川辺空間の再編に本格的に乗り出す。
ハンガン(漢江)は延長41.5㎞、面積39.9㎢の広範囲な空間としてソウルの中心を東西に横切っていることから、都市の空間構造及び機能的側面において非常に大きな重要性を持つ。これを活かすべく、水辺中心の都市空間構造改編を通じて水辺空間を新たな活力拠点に造成するという内容を盛り込んだ「ソウルビジョン2030」を2021年に発表している。
また、3月に発表した「2040ソウル都市基本計画(案)」にも市民の暮らしの質を高め、ソウルの都市競争力を強化するための6大空間政策の1つとして「水辺中心空間の再編」を提示している。これを機に、水辺空間に対する政策的重要性がますます高まったといえ、特にハンガン(漢江)はソウルの都市競争力を高めるために世界的な名所化が必要な空間と目されている。
市は、今回の計画を通じてハンガン(漢江)を中心に重要なスポット間の相互連携を強化し、水辺空間を活性化するなど、ハンガン(漢江)中心の都市空間を実現する効果的な戦略を設け、ソウルの国際競争力を高める計画だ。
また今後、専門家の意見聴取、市民へのアンケート調査等を通じて推進課題を導き出し、関連部署との有機的な協力を通じて、実効性ある政策を策定する計画だ。
ソウル市はソウル都市基本計画を実現させるために、体系的なハンガン(漢江)水辺の管理を行い、ハンガン(漢江)水辺の潜在力を積極的に活用してグローバルリード都市としての礎を築いていくつもりである。