ソウル市は、グローバル市民に愛される休息スペース、ハンガン(漢江)の清潔を守るため、「ハンガン(漢江)公園清掃改善対策」を本格的に実施する。まず、ハンガン(漢江)公園内に出店している業者を対象に「規格ゴミ袋実名制」を実施する。売店・キャンプ場などの出店業者から発生するゴミの分類のため「規格ゴミ袋実名制」を導入して効率的に分別収集を行うよう管理する。また、ハンガン(漢江)公園内の各種イベント時に「清掃ガイドライン」を提示する。
あわせて、ハンガン(漢江)公園内の「日陰テント許可区間」を指定・運営する。ハンガン(漢江)公園内の日陰テントは、多くの市民に愛される休息方法の1つとして定着しているが、芝生の損傷やゴミ散乱の原因となっている。
また、公共の場で不適切な行為が行われる可能性に対して心配する声も上がっており、「日陰テント設置許可区域」を定めて2面以上を必ずオープンにし、午後7時以降はテントを撤去するよう案内する。これを守らない場合、河川法令によって100万ウォンの過料を科す計画だ。
日陰テント設置許可区域は11公園に13か所(ヨイド(汝矣島)2か所、パンポ(盤浦)2か所)で、日陰テントの規模は2m×2m以下であり、必ず2面以上をオープンする必要がある。運営時間は午前9時から午後7時までである。ソウル市は、2019年4月22日から案内および周知をはじめ、不可避な場合に限っては取り締まりを行う。
お店のチラシは「配達ゾーン内掲示板」に掲示するよう一元化する。ハンガン(漢江)公園内に設けられた配達ゾーン2か所、公園5か所(トゥクソム2か所、ヨイド(汝矣島)3か所)には、オートバイが公園内に入ることで発生する事故を防ぐよう、市民がデリバリーフードを受け取れる場所を設ける。業者間での競争過熱によりチラシの配布がむやみに増加していることから、「指定掲示板」を設置する。
また、発生したゴミを速やかに収集し、清掃の行き届かない時間帯や場所を最小限に減らすよう取り組む。ハンガン(漢江)の繁忙期には清掃スタッフを追加投入して、ゴミの収集回数を普段の1日3回から4回に増やし、清掃スタッフの勤務を弾力的勤務に切り替えることで、夜間に発生したゴミが朝まで放置されることもできるかぎりなくす。ソウル市はSNSなどの各種オン・オフラインメディアを活用して、市民の共感を集めるべく参加を促す計画だ。
日陰設置許可場所
日陰設置許可場所
公園名 |
許可区域 |
面積(㎡) |
位置図 |
クァンナル |
自転車公園前の芝生 |
11,500 |
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チャムシル (蚕室) |
1号売店~2号売店 周辺の緑地帯 |
8,100 |
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トゥクソム |
水辺舞台の周辺 |
18,000 |
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チャムォン (蚕院) |
チャムォン(蚕院)IC前の 芝生 |
6,800 |
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パンポ (盤浦) (2か所) |
パンポ(盤浦)大橋 上・下流 ピクニック場 |
26,800 |
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イチョン (二村) |
トンジャク(銅雀)大橋~自然学習場 |
15,000 |
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ヨイド (汝矣島) (2か所) |
ソニュ(仙遊)橋~タンサン(堂山)大橋 |
45,000 |
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ヤンファ (楊花) |
仙遊橋~堂山大橋 |
9,000 |
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マンウォン (望遠) |
ソニュ(仙遊)橋~タンサン(堂山)大橋 |
11,500 |
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ナンジ (蘭芝) |
ナンジ(蘭芝) 案内センター前の芝生 |
19,000 |
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カンソ (江西) |
パンファ(傍花)大橋南端 家族ピクニック場 |
7,500 |
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