ソウル市は、地上の電気通信線や電柱を地下に埋設する「架空線の地中化事業」基本計画を整備する。電線・電柱のない歩きやすい街づくりに拍車をかけるためだ。
これに基づき、「ソウル市架空配電線の地中化事業基本計画」の実施に向けて入札公告を行い、事業実施者が決まる12月から来年の11月までに基本計画の整備を完了する方針だ。
ソウル市は2020年から今年までの5年間、254㎞の架空線の地中化を完了する予定だ。これにより、目標の165㎞を大幅に超える154%を達成し、さらに事業を加速している。
昨年末までソウル市の地中化率は全国で最も高い62.2%だったが、市は2040年までに600㎞を追加整備し、地中化率を68%まで引き上げる計画だ。また、歩道上の老朽化した地上機器も同時に整備し、快適な歩行環境づくりにも取り組む。
ビフォーアフター:架空配電線の地中化事業
整備前 | 整備後 |
▴トボン(道峰)区トボンロにおける架空線の地中化前(左)と後(右) | |
▴ソチョ(瑞草)区ヤンジェデロにおける架空線の地中化前(左)と後(右) | |
▴チュン(中)区ピルドンロにおける架空線の地中化前(左)と後(右) |