廃線後、ゴミの無断投棄、無断駐車などの被害により放置されてきたキョンチュン(京春)線の廃線敷地を、緑の線形公園として造成する「キョンチュン線森の道」再生事業の第3区間(2.5km)が完成し、2017年11月18日、市民に公開される。
これによってソウル市が2013年から始めた「キョンチュン線森の道」再生事業の3つ目の区間、5.6km(キョンチュン(京春)鉄橋からソウル市とクリ(九里)市の境界線まで、面積17万627㎡)の造成工事が完了した。2018年末までに残りの区間が完成すると全長6kmにわたる「キョンチュン線森の道」の全区間が公開されることとなる。
全区間が公開されると、ソウルからキョンギド(京畿道)ナミャンジュ(南揚州)を経てカンウォンド(江原道)チュンチョン(春川)まで行くことのできるサイクリングロードがつながることとなり、ソウルの新しいサイクリングスポットになると期待される。
今回新しく公開される第3区間は住宅街から離れているため、都会の中でのんびりと線路を歩いたりするのに最適なスポットだ。登録文化財第300号のファランデ駅(廃駅)も昔のままの姿で残っている。また、以前に子供大公園にて展示されていた狭軌鉄道と蒸気機関車をここに移転し、リモデリングした後に展示している。