ウズベキスタンの首都タシュケントにある「ソウル公園」の正門に、意義深い記念碑が建てられた。80年前にウズベキスタンに渡り、逆境を乗り越えて定着した高麗人を記念するための記念碑だ。
1937年、約17万人もの高麗人がソ連によって中央アジア地域に強制移住させられた。現在、中央アジアに暮らしている高麗人は全体で約50万人ほどで、そのうちではウズベキスタンに在住している者が最も多く、約18万人である。
記念碑には、「高麗人移住80周年に際し、高麗人を友としてあたたかく迎えてくださったウズベキスタンの方々に深い感謝の意を表します。」という文言が韓国語、ウズベク語、ロシア語など3か国語で刻まれている。
2017年7月3日、タシュケントのソウル公園で「高麗人移住80周年記念碑除幕式」が開かれ、パク・ウォンスン(朴元淳)市長とRakhmonbek Usmanovタシュケント市長など約100人が出席した。
パク・ウォンスン市長は挨拶で、逆境を乗り越えてこの地に定着した高麗人に敬意を表し、また高麗人の定着を手助けしたウズベキスタンの国民に感謝の言葉を述べた。
以後、パク市長はRakhmonbek Usmanov市長と会談し、ソウル-タシュケント交流協力強化のための合意書を締結した。さらにはシャヴカト・ミロモノヴィッチ・ミルズィヤエフ(Shavkat Mirinivich MIRZIYOEV)ウズベキスタン大統領とも会談し、韓国とウズベキスタンの交流拡大を約束した。
一方、ソウル市はタシュケントで2017年7月3日から7月4日までの2日間、電子政府・交通・公共行政サービス分野の優秀政策を紹介し、中小企業9社とともにユーラシア地域の販路拡大を模索する「政策共有フォーラム」を開催した。