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[2013] 市長挨拶

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    「ソウル人生二毛作支援センター」オープンセレモニーでの挨拶

    月日:2013年2月4日 会場:ソウル人生二毛作支援センター

    「ソウル人生二毛作支援センター」がオープンし、大変嬉しく思います。本日のオープンに至るまで多くの方に多大なご支援を頂きました。特にこの場にご出席の大韓老人会ソウル市連合会のファン・インハン会長、ソウル特別市高齢者名誉副市長のパク・ジョンファさん、ソウル特別市議会のキム・キオク保健福祉委員長、公務員年金公団のアン・ヤンホ理事長、韓国老人人材開発院のパク・ヨンジュ院長をはじめとするご来賓の皆様に感謝申し上げます。また、「人生二毛作支援センター」設立のために書籍や備品を寄付して下さった方々にも深く感謝申し上げます。

    医療技術の発達によって長生きできるようになったのは、人類に与えられた祝福であることには間違いありません。しかし、将来に向けて万全の準備をしておかなければ、どうしても不安になってしまいます。

    ソウル市で暮らす高齢者は110万人と、ソウル市の人口全体の10.8%に上ります。特に、いわゆるベビーブーマー世代の引退が本格的に始まる2011年からは、それを踏まえた総合的な高齢者福祉対策が必要になります。私もベビーブーマー世代です。私の友人たち、そして私より年上の兄や姉の世代をよく知っています。彼らはブレーキのない列車のような人生を生きてきました。貧しい国に生まれ、経済成長の主役として一生懸命前を向いて突っ走ってきました。そんな人々が、まだ仕事ができて、したいこともたくさんあるのに引退しなくてはならないとは。

    そんな方々を教育して組織化し、社会的な仕事ができるようにすることが第一段階の課題であると考えます。それが私が希望製作所で開いた「幸福設計アカデミー」ですが、特に高所得の専門職の高齢者が社会に貢献する機会ができたと大変満足されていました。また、彼らは起業する能力があるので、協同組合や社会的企業などにも積極的に参加され、若い起業家の相談役にもなってくれました。若々しい高齢者の経験と情熱を「ソウル人生二毛作支援センター」で生かせるよう全力を尽くして取り組んでまいります。

    また、「ソウル人生二毛作支援センター」を通じて多くの高齢者雇用を創出します。敬老堂コーディネーターや運動治療専門家など、高齢者ならではの新たな職場をつくり、これを育成する教育を積極的に支援してまいります。

    ソウル市は、「ソウル人生二毛作支援センター」を拡大します。25の自治区を5地域に分け、年内にこの「ソウル人生二毛作支援センター」を含め計5カ所の人生二毛作支援センターを設置する計画です。

    世界児童憲章には「世界中の子どもはみんな私たちの子ども」と記されています。高齢化社会では「世界中のお年寄りはみんな私たちみんなのお年寄り」と言えるでしょう。高齢者の未来は韓国社会の未来であり、私たち一人ひとりの未来です。お年寄りが幸せに暮らしてこそ韓国社会が幸せである理由は、まさにここにあります。「ソウル人生二毛作支援センター」は幸福へ導く鍵となるでしょう。お年寄りが元気で幸せに暮らしてこそ、子どもたちも安らかで幸せに暮らせます。お年寄りが幸せに暮らせる街ソウルを目指し、これからも取り組んでまいります。ありがとうございました。

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