ソウル市の西部幹線道路ソンサン(城山)大橋南端(永登浦区楊坪洞)~西海岸高速道路クムチョン衿川IC(衿川区禿山洞)の総延長10.33キロの地下化事業が本格的に始まります。
ソウル市は、西部幹線地下道路の民間投資事業施行者に西ソウル高速道路(株)を選定し、3月11日に実施協約を締結しました。
西部幹線地下道路は、ソンサン(城山)大橋南端から西海岸高速道路に向かうクムチョン(衿川)ICまでの往復4車線で、総延長10.33キロのトンネルとして建設される予定です。西部幹線地下道路は、ソウル市内・外郭の高速幹線道路としての機能を果たし、ソウル市西南部地域の交通の軸である西部幹線道路の常習渋滞を解消するための事業で、2015年8月に着工し、2020年の開通を目処としています。
また、西部幹線地下道路が完工すれば、一日5万台程度の車両が地下に分散されることで地上道路の渋滞解消が見込まれています。ソウル市は自動車専用道路である地上の西部幹線道路を一般道路にし、アニャン(安養)川と連携させて環境にやさしい空間にする計画です。
地上道路が一般道路になれば、立体交差路になっている相当数の交差路が信号のある平面交差路となり、横断歩道などが設置されればアニャン(安養)川公園にアクセスしやすくなります。また、西部幹線道路の横にある側道が不要となり、そこに公園や緑地といったエコ空間を形成することができます。
ソウル市のパク・ウォンスン(朴元淳)市長は、「西部幹線地下道路が開通すれば、車両が地下に分散され、常習渋滞区間だった西部幹線道路の交通渋滞が解消し、西南圏一帯の生活環境が大幅に改善されるのでは」と述べています。
事業概要
<西部幹線道路上部空間改善鳥瞰図(案)>
永登浦区楊坪遊水池
九老1洞ウソンA近隣
光明大橋