光化門(クァンファムン)広場の李舜臣将軍像が8日間の「脱衣」作業を終え、銅像と同じ大きさの写真が入った幕に覆われて大衆に公開されます。
銅像と同じ姿、同じ大きさの写真が入った幕を設置する作業は、光化門広場を訪れる大衆の不便を最小限に抑えるため、11月21日の夜10時から5時間にわたって行われます。
これに先立って11月14日、ソウル市は李舜臣将軍像を補修工場に移し、その跡に「脱衣中」と書かれた幕で覆いを設置しました。
「脱衣中」と書かれた幕に対する市民の反応は「斬新だ、おもしろい、デザイン首都ソウルらしい」というものが大部分でした。
このように「脱衣中」というウィットに富んだ表現をすることで、銅像の補修工事に対するマイナスの要素を和らげるとともに、光化門の象徴となってきた李舜臣将軍像がしばらく見られなくなると、市民が物足りなさやさびしさを感じると考え、銅像の同じ大きさの写真が入った幕で覆うことにしたとソウル市の関係者は説明しています。
ソウル市のシン・サンチョル均衡発展推進課長は、「壬辰倭乱(文禄慶弔の役)当時、『私の死を誰にも知らせるな』と言った忠武公・李舜臣将軍の遺志を尊重し、補修工事の期間中も将軍の姿を見ることができるようにしたのも理由の一つだ」と述べました。
一方、ソウル市は補修工事の期間中に、LEDを活用した「私も李舜臣将軍だ」プログラムを運営し、光化門広場を訪れた市民や観光客が自ら鎧を着て将軍になった気分を味わう機会を提供しています。
現在、李舜臣将軍の銅像は京畿道利川(イチョン)市の補修工場に移送され、表面の塗装を剥がすサンディング(Sanding)作業が行われており、専門家による科学的かつ体系的な補修を経て12月22日、再びその堂々たる姿が大衆に公開される予定です。