ソウルゲームコンテンツセンターの入居により、S-PLEXセンターがゲーム産業の中心地としての地位を占めることになる。
2017年4月16日、ソウル市は青年雇用創出を目標に2021年までに500億ウォンの予算を投入し、ゲーム産業を育成するという内容を盛り込んだ「ゲーム産業育成総合計画」を発表し、全面的な支援をする意志を明かした。
核となるのは、4月中にサンアム(上岩)洞のS-PLEXセンターにオープンする「ソウルゲームコンテンツセンター」だ。S-PLEXセンターにソウルゲームコンテンツセンターをオープンし、ゲーム開発スタートアップ企業を対象に安定的なゲーム開発環境を提供する。
S-PLEXセンターの8~10階に位置するソウルゲームコンテンツセンターは、総面積5,785㎡、ゲームスタートアップ企業のためのスペース(9階~10階)と独立ゲーム開発スペース(8階)など、計70のスペースで構成されている。
2016年4月、韓国・海外の各種eスポーツ競技が年中開催されるソウルe-スタジアム(12階~17階)と、2016年7月に映像・音響ポストプロダクションルームなどを備えた「メディアコンテンツセンター」(5階~7階)がS-PLEXセンターに入居した。2017年8月には、「eスポーツ&ゲーム展示広報館」が11階にオープンする。
この他にも、ソウル市は競争力のある中小ゲームメーカーの海外ゲーム市場への進出を積極的に支援する方針だ。海外展示会の参加企業には、共同ブースの造成費用、参加費、所要経費などを支援する。
e-スポーツの活性化も図っていく。2017年の下半期に2回目の開催となる「Seoul Cup 国際eスポーツ大会」を、代表的な国際大会として育成する。
また、2007年から運営されている「ソウル市インターネット中毒予防相談センター」などと連携し、健全なゲーム文化づくりにも力を入れる。
S-PLEXセンター内にあるソウルゲームコンテンツセンター | |
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ソウルe-スタジアム (eスポーツ観戦の様子) | |