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環境/エネルギーニュース

  • PM2.5高濃度地域で大気質を測定する移動型「モバイルラボ」を本格的に運営開始

  • ソウル市総合ニュース SMG 897

    ソウル市微小粒子状物質研究所は、道路上を走りながら周辺の微小粒子状物質(PM2.5)をリアルタイムで測定する保健環境研究院の「モバイルラボ(Mobile Lab)」を、2021年1月からソウル全域で本格的に運営する。 モバイルラボは、環境にやさしい電気自動車2台(粒子状・ガス状を測定)に先端測定装置を搭載した移動型の大気質測定システム。PM2.5はもちろん、PM2.5の原因となる物質まで同時に測定・分析でき、移動しながらこのような機能を遂行できる韓国初の測定システムだ。 時間別・地域別のPM2.5の濃度や成分、原因物質を秒・分単位で、リアルタイム測定・分析し、汚染物質の排出源を追跡できる。 ソウル市は、PM2.5季節管理制(1~3月)の期間中に9の自治区(カンナム(江南)区・ソチョ(瑞草)区・ソンドン(城東)区・ヨンドゥンポ(永登浦)区・カンソ(江西)区・トンジャク(銅雀)区・クムチョン(衿川)区・クロ(九老)区‧チュン(中)区)を対象に時間別・空間別のPM2.5の濃度と成分を分析すると明らかにした。大気汚染物質を排出する大型事業場や小規模な事業場が密集しており、高濃度の排出が懸念される地域として、集中的に分析することで季節管理制の効果を高めることを目標としている。 ソウル市は、PM2.5の高濃度排出が懸念される地域に対する集中管理案を模索し、季節管理制の義務削減対象施設の削減成果を評価する際に、測定結果を活用する計画だ。また、「モバイルラボ」を通じて時間別(出勤・退勤時間、季節、PM2.5が高濃度な時期)、空間別(住居・商業地域、子ども保護区域、道路周辺など)の大気物質に対する物理・化学的特性が観測できるため、ソウル型PM2.5の特性を総合的に分析することを期待している。 「モバイルラボ」は、ソウル市「微小粒子状物質研究所」がソウルのPM2.5問題解決に向けた科学的根拠を見つけることに重点を置き、推進している事業の一つである。 ソウル市微小粒子状物質研究所は、発足以来、機関によるPM2.5研究課題および観測データを共有し、PM2.5に関する政策の基本的な根拠となる排出量データの精密化に焦点を合わせ、研究課題を遂行している。モニタリング機能の強化により、ソウル地域のPM2.5発生における中心的な原因物質と発生過程を究明し、精密な科学的根拠に基づくPM2.5対策を施行していく計画だ。