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福祉/健康/安全ニュース

  • MERSコロナウイルス対応体制 総力をあげて稼動

  • ソウル市総合ニュース SMG 3,362

    ソウル市は、5月20日から防疫対策本部を設置し、MERSコロナウイルスの地域社会への拡散を防ぐべく多角的な措置を施しています。

    >パク・ウォンスン(朴元淳)市長は4日、ソウル市庁でブリーフィングを行い、MERSコロナウイルスの情報を市民とリアルタイムで共有すると発表しました。ソウル市がMERSコロナウイルス感染の危険にさらされるのを防ぐためです。市民の安全と暮らしを保護すべく、自ら行政力を動員し、より強力な対策を立てると強調しました。

    「この瞬間から、私は対策本部長として自ら陣頭指揮をとってまいります。どんなにMERSコロナウイルスが私たちを脅かしても、私たちが力を合わせれば乗り越えられないことはないと、私は信じています」

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    韓国政府は6月7日、中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの確定患者が発生した医療機関6カ所と経由した医療機関18カ所を公表しました。また、保健福祉相、ソウル市長、キョンギ(京畿)道知事、チュンチョン(忠清)南道知事、テジョン(大田)市長が出席するなか、 MERSコロナウイルス問題の解決に向けた中央‐地方連携について協議しました。

    ソウル市はこれからも、政府と歩調を合わせ、国民の手足となり、危機打開の先頭に立つという原則を維持する計画です。

    ◆ MERS患者接触者申し出体制構築と120茶山(ダサン)・コールセンターの人員補充

    ソウル市は、MERSコロナウイルスの感染者が発生した医療機関名の公表後、市民の相談と搬送依頼が殺到すること想定し、7日に120茶山(ダサン)・コールセンターの人員を119人補充するとともに、MERSコロナウイルス相談コールセンターにリターン・コールセンターを設置して同時に運営することを検討中です。また、119総合状況室も非常勤務に入ります。

     

    《 ソウル市のMERSコロナウイルス申し出受付処理体制 》

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    ◆ 有症者搬送体制の構築「24時間搬送専門担当チームの運営」

    消防災難本部主管の24時間搬送支援チームと消防署長中心の対策状況室も運営します。感染が疑われ、より精密な検査が必要だと判断される人を発見したら、その時点で救急車を要請し、医療機関に搬送することが中核的任務です。

    このとき、保健所の職員で構成された専門担当要員20~30人と可用救急隊約140チームが動員されます。救急隊で不十分であれば、ポンプ車116台を活用する計画です。

    ◆ ソウル市保健環境研究院(MERSコロナウイルス診断)と私立病院3カ所38室(隔離治療)を確保

    6月7日付で疾病管理本部から市道の保健環境研究院に確定検査が移譲され、数日以内に必要な試薬と実験法の留意事項が送られることになりました。ソウル市の保健環境研究院では、これまで選別検査しかできませんでしたが、今後は選別検査ととともに確定検査による最終判定まで可能になりました。これもソウル市がずっと要請してきた事項です。ソウル市は、保健環境研究院のMERSコロナウイルス検診に関する人材及び施設を新たに確保し、検診可能件数をこれまでの1日35件から2倍の70件に増やしました。

    保健環境研究院は、これまでに計138件の検査を行いました。そのうち、陰性が128件、陽性が2件、実験中が8件でした。6月7日8時の時点で自宅隔離者を含むソウル市のモニタリング対象者は1,552人で、そのうち自宅隔離者1,337人、医療機関で治療を受けている人6人、単純接触169人です。

    ◆ 公共機関及び民間の大衆利用施設に防疫用品を最大限に支援

    ソウル市は、予備費と災害基金を緊急執行し、できるだけ速やかに防疫用品を確保するとともに、物品支援チームを通じて購買システムを構築する計画です。公共施設だけでなく伝統市場や大手スーパー、百貨店、映画館、大規模イベント会場など、民間の大衆利用施設や敬老堂(高齢者たちが集まって交流する施設)、保育所などにも除菌剤やマスクなどを大量に支援する計画です。

    ◆ 公共交通機関における防疫対策及び文化体育イベント措置に関する事項

    公共交通機関については、地下鉄の全駅舎(307カ所)、バス(13,130台)、タクシー(約7万台)、バスターミナル(5カ所)に対する消毒と防疫を実施するとともに、取っ手やトイレ、手すりなど、多くの人が触れる部分は1日1回以上消毒します。

    文化イベントについては、ソウル市が主催・支援する市民参加イベントは、MERSコロナウイルスの感染が収まるまで延期または中止することを基本とし、ソウル市の施設をレンタルしての民間のイベントについては、中止する場合、ソウル市が手数料なしでレンタル料を返還する予定です。

    また、ソウル医療院本館前に国の選別診療所を設置します。ソウル市は、これらすべての事項を推進するうえで、中央政府及び25の自治区と連携するとともに、民間の専門家との連携体制を構築します。

    ソウル市のパク・ウォンスン(朴元淳)市長は6月6日夕方、ソウル市議会と懇談会を開き、疫学調査への派遣や参加などの協力を要請し、今後も民間団体とMERSコロナウイルスに共同で対処していく計画です。

    ソウル市は、「市民の生命と安全を最優先に取り組む」計画ですが、それには市民の皆様のご協力が欠かせません。ソウル市はMERSコロナウイルス拡散防止と市民の安全確保に行政力のすべてを傾けておりますので、ソウル市を信じてご協力くださいますようお願い申し上げます。

     

    ▶ MERSコロナウイルス相談ホットライン : 120茶山(ダサン)・コールセンター, 保健福祉省 043-719-7777