公共交通機関の利用者9人に1人が「気候同行カード」使用、ソウル交通の決済手段における新たな潮流に
7月から本事業がスタートした「気候同行カード」、ソウル公共交通機関の利用者のうち11.8%が使用(9月) 9月末までの累計チャージ件数503万件…「実物カード」のチャージ・使用が「モバイル」の約2倍 「短期利用券」の利用者も7月の1日4千人から9月には1万人を超え、利用言語は日>韓>英>中の順に多い ソウル市は「公共交通機関の利便性と定時性を体感し、車の利用を減らすため、サービスを持続的に拡大・改善する」と発表 今年初めにソウル市が発表した政策「気候同行カード」が実証事業を開始してから約3カ月で100万枚を販売するなど、大好評を博しており、ソウル交通の決済手段における新たな潮流を生み出している。 ソウル市は先月末までに気候同行カードのチャージ件数が累計503万件(2024年1月27日~9月30日)を超えたと発表した。 累積チャージ数(件) <2月比「9月」の気候同行カード利用率6.3%増…「短期利用券」の利用言語は日>韓>英>中の順で多い> 公共交通機関で気候同行カードが占める割合が急速に増加している。ソウルの公共交通機関の利用者のうち5.5%(約23万人)が気候同行カードを利用した今年2月に比べ、9月には11.8%(約51万人)が利用していることが分かった。つまり、9人に1人が気候同行カードを利用していることになる。 区分 2024年2月 2024年3月 2024年4月 2024年5月 2024年6月 2024年7月 2024年8月 2024年9月 気候同行カードの利用者数 231,393 387,742 470,615 476,739 472,170 498,142 498,545 509,877 ソウル地域の利用者(気候同行カードの割合) 4,186,874(5.5%) 4,504,539(8.6%) 4,663,934(10.1%) 4,589,635(10.4%) 4,469,247(10.6%) 4,504,601(11.1%) 4,307,010(11.6%) 4,327,603(11.8%) <気候同行カードの月平均利用状況(出典:Tmoneyカード)> 特に、秋の行楽シーズンを迎え、「短期利用券」の利用者も大幅に増加し、一日平均4千人が利用した7月に比べ、9月には1万人を超え、2カ月間で短期利用券の利用が2倍以上に増加したことが分かった。 「気候同行カードの短期利用券」のチャージに使用された言語は、日本語(30%)が最も多く、次に韓国語(28%)>英語(22%)>中国語(20%)の順だった。券種別では、3日券(34%)>5日券(23%)>7日券(17%)>2日券(14%)>1日券(12%)の順に多くチャージ・利用された。 また、短期利用券の利用者が最も多く訪れた駅は、ミョンドン駅>ホンデイプク駅>ウルチロイプク駅>ソンス駅>アングク駅の順だった。 <文化・レジャー施設との連携割引やインチョン空港駅での利用なども開始…サービスを継続的に拡大> 市は、本事業を開始した昨年7月から、▴ソウル大公園・植物園、ソウルダル(ソウルの月)など文化・レジャー施設との連携割引など様々な特典を提供したことで気候同行カードの利用者が増加したと見ている。 特に、ヨイド(汝矣島)上空からソウルの夜景を楽しむことができる「ソウルダル(ソウルの月)」は、8月23日(金)に有料搭乗を開始して以来、10日間で164人が気候同行カードの割引(10%)サービスを利用して搭乗し、先月13日(金)から観光客が空港にアクセスしやすくするためにインチョン空港駅(T1・T2)での降車サービスを開始してからは、毎日約800人がインチョン空港駅で気候同行カードを利用している。 市は今後、ソウルをはじめとする首都圏の住民がより一層気候同行カードのメリットを享受できるよう、▴近隣都市まで利用範囲を拡大、▴デビットカード・クレジットカードの決済機能を組み合わせた後払いカードを発売、▴手首ドクター9988とのマイレージを連携するなど、多様なサービスを計画・拡大していく方針だ。
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