3月から遊覧船に乗ってノドゥルソム(ノドゥル島)に渡れる! 50年ぶりに船路を復元
2021年3月から遊覧船でノドゥルソム(ノドゥル島)に渡れるようになった。ソウル市は、100年余り休養地として親しまれてきたものの、カンビョンブクロの建設によって砂浜がなくなったために廃止されたノドゥルソム(ノドゥル島)までの船路を約50年ぶりに再開すると伝えた。 ソウル市は、2021年3月6日(土)から、ノドゥルソム(ノドゥル島)を行き来する遊覧船を1日に1回運行する。水曜日から日曜日まで午後7時30分にヨイド(汝矣島)を出発して、パンポ(盤浦)大橋を回ってノドゥルソム(ノドゥル島)に到着し、ここで約15分間停泊してから再びヨイド(汝矣島)に戻るというコースだ。 2019年にソウル市は、ノドゥルソム(ノドゥル島)を市民の憩いの場にしようと、自然と音楽、本と癒しがある文化複合スペースを造成している。そして2021年の初めには、使用されずに放置されていた船着き場を、展望デッキ、憩いの場、小規模ステージを兼ね揃えた水上文化スペース「タルピッ(月光)ノドゥル」として改造したのに引き続き、遊覧船の運行再開事業を推進してきた。ソウル市は、長い間誰も訪れることのなかったノドゥルソム(ノドゥル島)を全面的に改善し、移動性を向上させることで、市民がいつでも気軽に訪れて楽しめる生活の中の憩いの場となると期待している。 今後ノドゥルソム(ノドゥル島)の船着き場は、ソウル市のパブリックアート・プロジェクト「ソウルは美術館」の一環として、巨大な人工の月を設置した芸術作品として生まれ変わった「タルピッ(月光)ノドゥル」とともに遊覧船が行き来するノドゥルソム(ノドゥル島)の水上の関門となる。 「タルピッ(月光)ノドゥル」は、満月を形象化した直径12mの球状のパブリックアート作品で、45,000個の穴から差し込む太陽光や風などを全身で満喫できる。また展望デッキに立つと、ハンガン(漢江)の水の流れと緑色のハンガン(漢江)鉄橋や63ビルなどが調和した美しい景色を眺めることができるほか、夕方に見られる一面を赤く染める夕焼けはまさに絶景だ。 そして夜には「タルピッ(月光)ノドゥル」の穴から放たれる光がまるで月のかさのように美しく輝く。30分ごとに「新月(朔)-三日月-上弦の月-下弦の月-有明の月」の形に5分間ずつライトアップされる「タルピッ(月光)ノドゥル」は、都会の索漠とした風景に、時の流れを躍動的に表現する芸術作品と言える。ソウル市はこのような作品が、慌ただしい日常に疲れ果てた市民に、新しい希望と癒しと芸術的感性を与える夜景スポットとして人気を得るものと期待している。 ソウル市は2021年2月23日(火)、遊覧船の本格的な運航に先立ち、ノドゥルソム(ノドゥル島)の船着き場に着いた最初の遊覧船の歓迎イベントを行った。そして1月に市民に公開した「タルピッ(月光)ノドゥル」を正式にオープンした。 市民の新年の願い事が書かれた120個の灯をハンガン(漢江)に浮かべるイベントも行われた。祈願灯は2021年3月1日まで展示される。この祈願灯を受け付けた1か月の間に市民から380のメッセージが寄せられたが、そのほとんどは新型コロナウイルス感染症に関する内容であった。. ノドゥルソム(ノドゥル島)を行き来する遊覧船「ミュージッククルーズ船」は株式会社イークルーズが運営する。午後7時30分にヨイド(汝矣島)の第一船着き場(ヨンドゥンポ(永登浦)区ヨイドンロ280)を出発し、パンポ(盤浦)大橋の「月光虹噴水」を巡り、午後8時10分頃にはノドゥルソム(ノドゥル島)の船着き場(ヨンサン(龍山)区ヤンニョンロ445)に到着する。 ノドゥルソム(ノドゥル島)では遊覧船の乗り降りができる。ノドゥルソム(ノドゥル島)で降りてハンガン(漢江)の美しい夜景を楽しむこともでき、ノドゥルソム(ノドゥル島)から遊覧船に乗ってヨイド(汝矣島)まで行くこともできる。ノドゥルソム(ノドゥル島)からヨイド(汝矣島)の船着き場までは約10分。乗船や予約などについては、株式会社イークルーズ(+82-2-6291-6900、www.elandcruise.com)に電話またはウェブサイトを通じて問い合わせることができる。
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