ソウル市内のグリーン建築物10年間で16倍増加
効率的なエネルギー使用と自然親和的な都市環境の造成により、快適で健康な居住環境を実現する「グリーン建築物」がソウル市内に増加している。 同市内のグリーン建築認証を受けた建築物(以下、グリーン建築物)が、最近10年間急速に増加し、2004年には1件だった認証取得件数が最近3年の間に年間平均53件の増加を記録した。 また最近3年間(2010~2012年)の新築建築物(使用承認、延べ面積)10,452千平方メートルのうち、35%(延べ面積基準)の3,645千㎡がグリーン建築物認証を受けており、環境配慮型建築物の普及が活性化されていることが明らかになった。 グリーン建築に対する認証制度は2002年から実施されている。この制度では建築物の土地利用・交通・エネルギー・環境汚染・室内環境などの7項目に対する総合評価を行っており、評価の結果から最優秀(グリーン1等級)から一般(グリーン4等級)までの4等級に分けられている。 同市は「ソウル市のエネルギー消費量の56%(2011年基準)が建物で消費されており、電力量の83%が建物で消費されていることから、最近のように電力危機の対応策として短期的な節電より建物のエネルギー効率を高めることが根本的な解法である」と判断し、次のように述べた。「エネルギー節約型グリーン建築物の造成が大変重要である。また税金上の特典も受けられるし、認証費用の支援も受けられるグリーン建築物認証に多くの個人及び企業の参加を呼び掛けている」と。
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