ソウル市、グローバルTOP 5創業都市へ躍進する
ソウル市は、革新的なアイディアと技術を持つ者は誰でも恐れずに創業できるように、そして今までにない新しい企業が持続的に登場できるように、またソウルで創業された革新企業が世界の舞台へと羽ばたけるようにする予定だ。 そのために技術創業はもちろん、創業後の初期段階における成長、グローバル進出まで創業の全過程をソウル市が利用できる全ての権限と力を総動員して支援する。これからはグローバル企業と革新的な経済モデルを生み出すことに集中して、低成長時代を克服できる新たな成長動力を生み出していく。 まず、2022年まで第4次産業革命の特化技術に優れた人材や外国人創業者など、技術創業をリードする革新人材を1万人育成し、ソウル全域にわたってAI・バイオなど技術創業企業の入居空間を現在の2倍である約2,200か所に増やすことで、新技術創業インフラを大幅に拡大・充実させる。 こうしたインフラを基に、創業に成功した企業にはグローバル企業としてさらに1段ステップアップするためのサポートを行う。民間投資をうまく誘致できずにいる創業・初期企業にはソウル市が果敢に資金を投資し、革新的なアイディアが180日以内に製品化されるように事業性の分析、製品設計、プロトタイプ製品の製作、メーカーとの連携に至るまでのトータルサービスを新たに開始する。 ソウル市はこのような戦略的集中投資と支援により、ソウルを世界で5本の指に入る創業都市にすることを宣言し、7大プロジェクトを発表した。 2022年まで4年間、合計約1兆9千億ウォン(市費9,600億、国費6,800億、民間資本3,000億)を投入し、現在7社のユニコーン企業(企業価値が1兆ウォン以上である非上場ベンチャー企業)を15社まで拡大させるとともに、全事業体の売上額に対するベンチャー企業の売上額の割合を7%まで(2017年基準3%)高めるのが目標だ。 7大プロジェクトは、①技術人材1万人を育成「グローバル人材パイプライン」、②技術創業空間1千個拡充「テックスペース1000」、③創業企業3千社に成長段階別の資金支援「戦略成長投資」、④民間主導-公共支援「成長促進プラットフォーム」、⑤アイディアの迅速な製品化「製品化180」、⑥革新技術製品の実証及び販路開拓「テストベッド都市ソウル」、⑦有望創業企業の160社の海外進出「グローバルマーケット」だ。 < ①技術人材1万人を育成「グローバル人材パイプラインプロジェクト」 > 1つ目、ホンヌン(洪陵)(バイオ)、マポ(麻浦)(フィンテック、ブロックチェーン)、ケポ(開浦)・ヤンジェ(良才)(AI、ビッグデータなど)など6大新産業拠点を中心に、第4次産業革命の技術特化人材6,400人(年1,600人)を養成する。 ソウルで技術創業することを考えているグローバル(外国人)革新人材の誘致と育成にも集中する。法務部との協力を通じて「技術創業準備ビザ」は一週間以内に発給されるように手順を簡素化し、VC(ベンチャーキャピタル)・AC(アクセレレーター)から1億ウォン以上の投資を誘致する場合には、「技術創業ビザ」がすぐに発給されるようにファストトラックを新設する。 < ②技術創業空間1千個拡充「テックスペース1000プロジェクト」 > ヤンジェ(良才)(AI)、ホンヌン(洪陵)(バイオ・医療)など新産業拠点を中心に、1,000社以上の革新企業が入居できる空間を新しく創設する。入居企業数は現在の計1,043社から2倍の約2,200社へ、面積は現在の20万㎡から2.4倍の48万㎡へ拡大される。 < ③創業企業3千社に成長段階別の資金支援「戦略成長投資プロジェクト」 > 3つ目、創業の成敗は創業初期にかかっているといっても過言ではないため、創業初期と製品化段階で初期投資を強化し、デスバレーを克服し、ユニコーン企業へと成長できるよう支援する。 < ④民間主導-公共支援「成長促進プラットフォームプロジェクト」 > 4つ目、これまで公共が主導してきた創業育成領域について、企業やベンチャー投資家など専門性を持つ民間に門戸を開放することで、民間が主導し公共が支援する「創業プラットフォーム」を稼動する。まず2019年下半期に「ソウル創業ハブ」の運営をグローバル投資家とアクセレレーターに開放して、スタートアップの選抜から育成・投資誘致、グローバル進出まで創業育成プログラムの全般を主導するようにし、2020年からヤンジェ(良才)、ホンヌン(洪陵)などに拡大していく計画だ。 民間企業が空間を提供し、市が空間使用料を支援して、創業博覧会、創業コンテストなどのプログラムを支援するという形の「官民協業創業空間及びネットワーク」も拡大する。 < ⑤アイディアを180日以内にプロトタイプ製品に「製品化180プロジェクト」 > 5つ目、革新的な創業アイディアを180日以内にプロトタイプ製品の完成まで持っていけるように総合支援する「製品化180プロジェクト」を稼動する。 これまで各プロトタイプ製品製作所にてバラバラに行われていた製品製作支援を一元化した総合窓口を運営して、創業アイディアが入ってきたら事業性分析(類似・同一製品の重複点検、市場の需要分析・予測、製作費用算定など)と最適の製品設計段階を経た後、専門のメーカースペースでプロトタイプ製品の製作を支援するという方式だ。その後、製品の量産段階では最適な生産企業と連携できるように韓国・海外の製造会社との協力システムを構築する。 < ⑥革新技術製品の実証及び販路開拓「テストベッド都市ソウルプロジェクト」 > 6つ目、革新技術の製品化に成功しても、実証機会と販路の不足により苦労するスタートアップのために、ソウル市が革新製品のテストベッドとなる。2023年まで革新企業500企業を対象に、実証機会を提供し、技術開発、事業化、マーケティングも支援する。検証された革新製品とサービスは、ソウル市が公共購入などを通じて販路を支援する。 < ⑦有望創業企業について年間160社の海外進出「グローバルマーケットプロジェクト」 > 7つ目、ソウルで創業した優秀な革新企業が、雇用創出と経済成長を牽引する主役となるようにスタート段階から戦略的な海外市場の進出(Going-Global)を支援する。 ソウル市創業支援施設の現況(2019年3月) 合計44施設 ○ 創業育成機関:27か所 – 創業企業の入居空間提供及び教育・事業化支援プログラム提供 創業企業の入居空間提供及び教育・事業化支援プログラム提供 機関 所在 支援対象 備考 ソウル創業ハブ ペクポムロ 31ギル21 ▪創業準備中・初期・成長企業 ▪技術基盤創業全般 ▪入居:450... Read more
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